無駄なものは省いて価値あるものだけにお金を使うことこそ節約ですが、あまり行きすぎると節約する以上に損をしてしまう場合もあります。この記事では続けても意味がない間違った節約法を紹介していきます。

ついついやってしまいがちなことも多くあるので、当てはまるものがあればその節約法は即やめましょう。




歯医者に行かない節約をやめた

歯石取りは節約になる

歯医者に行くくらいなら日々の歯磨きを頑張るほうが節約になると考える方は少なくありません。ただし、歯医者の定期検診を節約してしまうと虫歯のリスクは上がり、結果ととして高い治療費を払わされることになります。

大抵は痛みが出てから通院することになるので神経治療など重度な治療が必要となり歯1本につき2,000円から7,000円程度の治療費を支払うことになります。インプラントや高額な被せ物を選ぶ場合はもっと高い治療費が必要です。

対して、定期検診(歯石取り、クリーニング)の相場は1回3,000円程度です。年3回程度と考えれば年間コストはわずか9,000円に抑えることができる上に歯の健康を保つことができるため、いつまでも自分の歯で物を噛むことができる幸せが持続します。


歯磨き粉やデンタルフロスで節約

歯磨き粉やデンタルフロスにもこだわると、虫歯リスクは極端に抑制できます。個人的におすすめの歯磨き粉は「シュミテクト トゥルーホワイト

最近のフッ素濃度が高いという特徴もありますが、ポイントは研磨剤が入っていないということ。歯を削らずに汚れを浮き上がらせて落とすため知覚過敏の方でも安心して使えると思います。値段はちょっと高いですが、歯の健康を考えると安い買い物です。


靴の節約をやめた

安い靴は消耗が早い

靴は消耗品と考える方も多く消耗品こそ節約でコストを抑えるべきだと考えがちですが、捉え方によっては間違った考え方にもつながります。一概に安い靴がダメということではりませんが、安い靴ほど靴底(ソール)に使われている素材が削れやすくなっています。安い靴でもソールが削れるたびに何度も履き替えていると、費用は大きくかさんでしまいます。


安い靴で損をする印象

靴に歩きやすさや機能性が高いことだけを求めるのも間違いの一つ。ビジネスパーソン同士の商談や取引の場面においても、靴を含めた身だしなみは値段以上の効果を生むことも少なくありません。靴が汚れていたり、メンテナンスされていないと自身の印象にマイナスとなってしまう場合も。やりすぎた節約はかえって悪影響を生み出しかねないということも把握していくべきです。


間違った食費節約をやめた

栄養が偏る食事

食費を節約するために特売品など安い食材を仕入れることは悪いことではありません。ただし、あまり安い商品にこだわりすぎて栄養バランスが偏るような食事方法は健康を害するリスクが高まります。

安くて栄養価の高い食品であってもすべての栄養素を含んでいるわけではないため必要に応じて値段が高い食材でも体に取り入れる必要があるということを把握しておきましょう。万が一風邪や熱などで体調を崩してしまっては逆に医療費がかさんで節約にもならないですし、何より生きることが難しくなります。食費節約には絶対に妥協してはいけないポイントがあるので要注意です。


お酒で空腹を紛らわす

ご飯を食べずにお酒を優先する食事をする方もいますが、これもよくありません。たしかにアルコールを摂取することによって晩御飯を安く済ませる節約方法もありますが、健康面から見れば、必要な栄養素をとれないばかりか体内に溜まったアルデヒドなどの成分により肝臓を中心に健康を害する要因となります。

栄養価の高い食材も選択次第では高い買い物にはなりません。間違っても栄養バランスより節約を優先するような習慣はやめましょう。


過度な交通費節約をやめた

過度な自転車通学

通学バスの定期代を浮かせるために自転車通学をしている家庭も多くいますが、通学時間に1時間以上かかるような場合は学習能力の低下や不必要な体力の消耗も考えられます。学習能力を鍛える目的で通学させているにもかかわらず、自転車通学で大半の体力を使い果たしてしまっては本末転倒

子育て時期は何かとお金がかかりますが、必要以上に節約してしまうとせっかくの高校3年間、大学4年間の何割かを不要な通学時間で消耗してしまうというリスクを十分に検討しておくべきです。自転車通学をやめて電車やバスを使うことにより、余った時間を学習時間に費やすこともできるということを忘れてはいけません。


高速バス

新幹線や飛行機に乗れるだけの収入があるにも関わらず、高速バスを使うのは非効率です。狭い空間に5時間以上閉じ込められることによって体が痛くなったり、そのあとの旅行や仕事に支障が出る場合もあります。

無理に節約をしすぎると、本来の目的が達成できなかったり、十分に楽しむことができなくなるというリスクはお金以上に高いコストとなります。