もくじ(コンテンツ)







仮想通貨ペーパーウォレットとは

XRPペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは、公開鍵と秘密鍵のQRコードを紙に印刷した仮想通貨ウォレットです。

ペーパーウォレットはスマホアプリでQRコードを読み取れば、仮想通貨の支払いに利用したり、仮想通貨を受け取ることが可能です。


仮想通貨ペーパーウォレットのメリット

ペーパーウォレットのメリット
  • ほぼ無料で作れる
  • ハッキングの影響を受けない
  • 分散管理しやすい
  • 機械的な故障がない

ペーパーウォレットは専用サイトでウォレットアドレス(公開鍵と秘密鍵)を印刷すれば完成します。

ウォレットアドレスは無料で作れるため、コストはほぼかかりません。


ペーパーウォレット最大の利点はオフラインで管理できるという点です。

オンラインと切り離された場所で秘密鍵を管理できるため、ハッキングの影響を受けることがないため、安全に仮想通貨資産を保管することができます。


ペーパーウォレットは無料で何度もアドレスを作ることができるため、分散管理にも適しています。


仮想通貨ペーパーウォレットのデメリット

ペーパーウォレットのデメリット
  • 1種類の仮想通貨しか保管できない
  • 送金ミスが起きやすい
  • 管理が複雑で難易度が高い

ペーパーウォレットは複数種類の仮想通貨を同じアドレスで管理することができません。

仮に3種類の仮想通貨をペーパーウォレットで保管する場合は、3つ以上のペーパーウォレットが必要になります。


また、ビットコインのペーパーウォレットにイーサリアムを送金してしまうと、送金したイーサリアムは喪失し、返ってくることはありません。

ペーパーウォレットを読み取るアプリがウォレットアドレスの整合性を判断しない場合もあり、送金ミスが起こりやすくなっています。


ペーパーウォレットは同じアドレスを複数回利用することはおすすめしません。

一度ペーパーウォレットから資金を取り出した場合、そのアドレスを利用せずに新しくペーパーウォレットを作る方がセキュリティ的に安全です。

都度ペーパーウォレットを作成する手間が発生するため、送金回数の多い方にはペーパーウォレットは向いていません。


仮想通貨ペーパーウォレットの使い方

ペーパーウォレットを利用する場合は以下のよう作業が必要となります。

  • 受け取る場合:専用アプリで公開鍵を読み取る
  • 残高確認する場合:エクスプローラーにアドレスを入力する
  • 送金する場合:専用アプリにインポートする

ペーパーウォレットで仮想通貨を受け取る

ペーパーウォレットで仮想通貨を受け取る場合は、専用アプリでペーパーウォレットの公開鍵(QRコード)を読み取る必要があります。

読み取り後、送金手続きを完了すれば無事ペーパーウォレットに仮想通貨資産が格納されます。

専用アプリは取引所(コインチェックやビットフライヤーなど)のウォレットアプリやオンラインウォレットを提供する企業のアプリで対応することができます。


ペーパーウォレットの残高確認

ペーパーウォレットの残高確認は「エクスプローラー」というツールにウォレットアドレス(公開鍵)を入力するだけで確認することができます。


エスクプローラーは仮想通貨の種類ごとに使い分ける必要があります。


仮想通貨ペーパーウォレットのインポート

ペーパーウォレットから仮想通貨を移動(送金)させるには、インポートという作業が必要です。

ペーパーウォレット発行サービスを提供するサイトやアプリケーションでは同時にインポートサービスも提供していますし、他のウォレットサービスでもインポート機能を提供しているアプリケーションはあります。

  • ビットコインのインポートElectrum

インポート作業の注意点として、「1度インポートしたペーパーウォレットを使う回すことはNG」です。

ご自身のPCやスマホでインポートする場合は、必ずキャッシュデータをクリアし、新しいペーパーウォレットを作りましょう。


仮想通貨ペーパーウォレットの作り方

ペーパーウォレットを作るには、専用サイトにアクセスし新しく生成されたウォレットアドレスを印刷するだけです。

印刷できる環境さえ整っていれば、簡単に作ることができます。


リップル(XRP)ペーパーウォレットの作り方

リップル(XRP)ペーパーウォレットの作成手順
  • 手順2:「GENERATE NEW」を押して、新しいアドレスを作成
  • 手順3:「PRINT」を押して、アドレスと秘密鍵を印刷する
  • 手順4:印刷されたペーパーウォレットを折りたたむ
  • 手順5:取引所や別のウォレットからペーパーウォレットに送金する
  • 手順6:ペーパーウォレットの残高を確認する
  • 手順7:残高確認後、大切に保管する

上記の手順通り行えば、數十分の間にペーパーウォレットを作成することができます。


ビットコイン(BTC)ペーパーウォレットの作り方

ビットコインのペーパーウォレットは以下のサイト(Wallet Generator.net)で作ることができます。

ペーパーウォレット作成サイト:Wallet Generator.net

paperwallet

ビットコイン(BTC)ペーパーウォレットの作成手順
    手順1:Wallet Generator.netでペーパーウォレットを印刷
    手順2:取引所アプリを立ち上げてQRコードを読み取る
    手順3:送金金額を入力し、送金

画面右側にある「Randomly generate」というボタンをクリックすれば、秘密鍵と公開鍵がランダムで変化します。

好きなところで止めて、印刷をすればペーパーウォレットが完成する仕組みです。


印刷後ペーパーウォレットの公開鍵(Public)を読み取り、取引所のアドレスから好きな量を送金します。

取引所のアプリはどの取引所でもOKです。

コインチェックのアプリなら、アプリを立ち上げた後に画面右上のQRコードをタップすればカメラが起動します。

取引所アプリ

そのままペーパーウォレットのQRコード(公開鍵)を読み取って、金額を入力し送金すれば完了です。


イーサリアム(ETH)ペーパーウォレットの作り方

イーサリアムでペーパーウォレットを作るにはMyEtherWalletで作成する方法があります。

イーサリアムのペーパーウォレット作成手順
    手順1:MyEtherWalletにアクセス
    手順2:9文字以上の好きなパスワードを入力し、「Create New Wallet」を選択
    手順3:Keystoreファイルをダウンロードし「I understand. Continue」を選択
    手順4:「Print Paper Wallet」を選択

手順4が終わると、以下のページに遷移します。

myetherwallet

あとは表示されたペーパーウォレットを印刷し、ビットコンと同じように取引所のアプリからイーサリアムを送金するだけです。

注意点として他の通貨(ETH以外)を送金しないようにだけ注意してください。


仮想通貨の保管はハードウォレットがおすすめ

ペーパーウォレットは紙を紛失したり、劣化して文字が読めなくなると復元できなくなるという欠点も持っています。

紙はどうしても劣化したり、ホコリや何かの拍子で汚れてしまうと代替えできなくなることが、長期保管に向かいない理由でもあります。


ハードウォレットなら1つで複数の仮想通貨を保存することができる上に、万が一紛失したり破損しても復元することが可能です。

ハードウォレット ならペーパーウォレットにできないこともできるようになります。


私は仮想通貨を持つなら、ハードウォレットで保管するのがベストだと考えます。

関連記事:仮想通貨ブロガーがおすすめするハードウォレットの買い方

興味がある方は上記の記事をご覧ください。