MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の使い方

この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。

    「MyEtherWalletってどんなツール?」
    「マイイーサウォレットのログインや送金方法を知りたい。」
    「マイイーサウォレットの使い方の注意点は?」
    「マイイーサウォレットって安全なの?」

もくじ(コンテンツ)








MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは

MyEtherWallet

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)は仮想通貨をオンライン上で保管できるオンラインウォレットです。


MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の対応通貨

保管できる通貨はイーサリアム(ETH)とERC20トークン

ERC20トークンとはイーサリアムのブロックチェーン利用して作られた仮想通貨です。

代表的なERC20トークン
  • Binance Coin(BNB)
  • OmiseGO(OMG)
  • Augur(REP)
  • VeChain(VET)
  • 0x(ZRX)

より詳しくERC20トークンを確認したい方はEtherScanで一覧へアクセスしてみてください。


MyEtherWalletでは、ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)を保管することはできません。


MyEtherWallet(マイイーサウォレット)が選ばれる理由

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はICO直後の仮想通貨を保管するウォレットとして重宝されています。


ICOされた新しい仮想通貨ブロジェクトのトークンを受け取るには、それらの通貨に対応したウォレットが必要となりますが、仮想通貨取引所のほとんどはICO直後の仮想通貨には対応していません。

ハードウォレットや一般的なディスクトップウォレットでも対応しているサービスはあまり多くありません。


MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はあらゆるERC20トークンに対応し、誰でも無料で利用することができるのが人気の理由です。


MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の使い方

注意点を含めながらMyEtherWallet(マイイーサウォレット)の使い方についせ説明していきます。


マイイーサウォレットへログイン

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)のログイン

マイイーサウォレットへログイン方法は全部で4つあります。

  • スマホアプリを使ってログイン
  • ハードウェアを使ってログイン
  • metamaskを使ってログイン
  • 秘密鍵を使ってログイン(非推奨)

この中で最も簡単にアクセスできるのは、秘密鍵を使ってログインする方法です。

マイイーサウォレットにアクセス後、秘密鍵を入力するだけでウォレットにアクセスし、仮想通貨の送金や残高確認が可能となります。

しかし、秘密鍵を直接WEBサイトで入力する行為は一歩間違えてしまうと秘密鍵を盗まれてしまう可能性があるため、あまり良い方法ではありません。


マイイーサウォレットへログインはスマホアプリがおすすめ

マイイーサウォレットは「MEWconnect」という公式アプリをリリースしています。

利用するときの注意点としては、アプリインストール後にバックアップを取っておくことです。

バックアップ(シーワード)は紙に書き留めておくことが推奨されており、決してスクリーンショットやクラウド上に保存してはいけません。

AppStore:MEWconnectアプリインストール
Google Play:MEWconnectアプリインストール

マイイーサウォレットの送金

マイイーサウォレットで仮想通貨を送金する場合は以下の手順で完了することができます。

マイイーサウォレットの送金手順
    手順1:アプリ起動後、ロックを外す
    手順2:送金先アドレス、送金したいトークン、金額を入力後「Generate Transaction」をタップ
    手順3:「Send Transaction」をタップし、送金内容を確認
    手順4:「Yes, I am sure! Make transaction.」をタップして送金完了

マイイーサウォレットでトークンが表示されない

マイイーサウォレットで新しいトークンを送金したり、残高を確認する場合に「トークンが表示されない」「読み込み中で残高を確認できない」ことがよく起こります。

これは異常ではなくマイイーサウォレットの仕様なのですが、修正方法を説明すると長くなってしまいましたので別記事にまとめています。

関連記事:MyEtherWallet(マイイーサウォレット)カスタムトークン追加と残高確認

よろしければ上記の記事をご覧ください。

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の安全対策

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)は安全かどうかという事を気にされている方も多いと思います。

あくまで個人的な見解としてですが、「マイイーサウォレットはあまり安全ではありません」

その理由とできるだけ安全に利用するための方法を説明していきます。


マイイーサウォレットのフィッシング被害

フィッシング(phishing)とは、インターネットを利用しているユーザから経済的価値がある情報(例:ユーザ名、パスワード、クレジットカード情報)を奪うために行われる詐欺行為です。

不正メールやGoogle広告で類似サイトに誘導し、そのサイト内で秘密鍵を入力してしまうと入力した秘密鍵が盗まれてしまうという手口により、マイイーサウォレット顧客の一部が仮想通貨資産を盗まれるという事件が発生しました。


フィッシング詐欺の特徴は類似サイトのデザインが本物と全く見分けがつかないところにあります。

URLも1文字だけが変わっているなど、ほとんどの方は気づきもしません。


メタマスク(metamask)と連携させる

マイイーサウォレットでフィッシングを防ぐためには、以下の方法でログインすることです。

  • メタマスク(metamask)とマイイーサウォレットを連携する
  • スマホアプリを利用する

上記の方法を使うと、フィッシングサイトにアクセスすることがなくなり、秘密鍵を盗まれる心配がなくなります。


メタマスクについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事:メタマスク(metamask)とは?送金や復元、スマホの使い方

マイイーサウォレットのハッキング対策

2018年4月、MyEtherWalletのDNSが書き換えられるという事件が発生

DNS(ドメインネームサーバ)が書き換えられると、正式なマイイーサウォレットのURLにアクセスしてもフィッシングサイトに移行してしまいます。

当然現在は解決済みですが、DNSが書き換えられてしまった後にマイイーサウォレットを利用すると仮想通貨資産は盗まれてしまいます。

そうならないための対策としては、以下の2つが有効です。


  • マイイーサウォレットをローカルで利用する
  • ハードウォレットを利用する<

マイイーサウォレットをローカルで利用する

DNSが書き換えられた場合に言えることは、とにかく「公式サイトにアクセスすることは厳禁」です。

マイイーサウォレットはオンラインウォレットサービスですが、PCにインストールしてローカルで利用することも可能で、実行方法はヘルプセンターでも案内されています。

Myetherwallet公式:How To Run MyEtherWallet Offline and Locally

オンラインにつながずにローカルでウォレットを動かす分には、秘密鍵が盗まれる心配はありません。

ハードウォレットを利用する

マイイーサウォレットを安全に利用するための対策を説明してきましたが、仕組みを理解している私でもマイイーサウォレットで資産を管理するのは面倒だなと感じています(笑)


マイイーサウォレットでしか対応していない通貨は仕方ないとしても、ほとんどの通貨はハードウォレットで保管可能です。

ハードウォレットで保管した方が圧倒的に手間もすくなく、安全性が高いので、これからマイイーサウォレットを利用しようと考えている方や現在利用している方はハードウォレットへの移行をおすすめします。


ハードウォレットを安全かつお安く購入できる方法は以下の記事にまとめてあります。

関連記事:仮想通貨ブロガーがおすすめするハードウォレットの買い方

よろしければ、ご覧ください。