今週の仮想通貨相場を振り返る

8月2日までのビットコインチャート

先週(7月26日~8月2日)のビットコイン相場は7月27日(土)に比較的大きな価格変動が起きるも最大変動率は7%程度とかなり小さいボラティリティとなり、トレードもかなり苦戦が強いられました。

7月31日には米上院の公聴会、FOMCの利下げ発表の影響で若干の回復相場が生まれるも思ったほどの価格上昇は見込めませんでした。7月3週目の相場と比べると変動率は半分にも満たない結果となり、来週以降の相場に期待したいところです。

7月26日~8月2日のビットコインの値動き
  • 始値:1,083,000円
  • 終値:1,085,240円
  • 最高値:1,104,099円
  • 最低値:1,023,624円
  • 最大変動率:7.28%(80,475円の下落)

米上院、Bitcoiは禁止できない

7月31日に米上院銀行委員会は有識者を招いて仮想通貨規制に関する公聴会を開催。特に重要な主張は以下の通り。

  • 米国でBitcoinを禁止するのは不可能
  • アメリカ政府はBitcoinを排除する能力を持っていない
  • 仮想通貨は銀行の代わりにはならない
  • 銀行口座を持たない人は銀行に不満があるわけではなく、周りに銀行がないことが問題となっている

Twitter上でも上記の内容は話題となり、多くのリツイートとなっています。



FOMCの利下げ

7月31日、アメリカ連邦公開市場委員会(FOMC)は金利誘導目標レンジを2-2.25%に調整(従来よりも0.25%の引き下げる)すると発表。

期待値よりも下げ幅が少なかったことにより、トランプ大統領が不満のツイート。

少ない利下げとパウエル議長が投機的な利下げを否定した影響により、米国株とドル円相場は上昇し、仮想通貨市場も若干の回復傾向となりました。


SBIVCの取引所がローンチ

SBI証券の傘下となるSBI VCトレードは7月31日に板取引を開始。取引ペアは以下の3種類。

  • XRP / JPY
  • BTC / JPY
  • ETH / JPY

ビットポイントの不正事件により、口座開設などのプロモーションは控えるもののキャンペーンは実施されています。



音喜多駿が財政金融担当

2019年7月の参議院選挙で当選した音喜多駿氏が財政金融の常任委員会に配属されると発表。

今後は仮想通貨行政についても取り上げるとツイート。藤巻氏の後を継いで日本の仮想通貨税制を変革できるか期待されます。


来週の仮想通貨価格予想



上げも下げも期待できない

FOMCの利下げの影響やライトコイン半減期などの影響により多少ビットコイン相場が回復していくかもしれませんが1BTC = 118万円以上の高騰は期待できず、102万円から118万円の付近で価格が変動し、長期的なレンジ相場となる可能性が高いと予想できます。

万が一、価格が102万円を下回った場合は要注意です。この価格ラインを下がると下げ幅が大きくなる可能性があります。


118万円に注意

反対に価格が高騰する場合は118万円付近と128万円付近で要注意。直近のチャートではこの2つの価格ラインで何度も反発しているので、大きなチェックポイントとなります。


来週の仮想通貨ニュースを予想

ライトコイン半減期

仮想通貨市場で時価総額が4番目に高いライトコインのマイニング報酬が半減する時期に来ている。1,680,000ブロック目で発生する半減期の到来予定は8月5日前後。現在のマイニング報酬は1ブロック採掘する毎に25LTCだったのが、半減期が発生すると12.5LTへ報酬が半減します。

LTCの価格は8月2日時点で1LTC = 約1万円となっているため、半減期過ぎると25万円分の報酬が12.5万円となります(1LTCの価格が高騰すれば話は別)。LTCの価格が高騰しなければライトコインのマイニング市場はより競争が激しくなり、ハッシュレートが小さいマイニングファームは続々と淘汰されていくことになります。

半減期以降の相場を考えた場合にライトコインから別のアルトコインやビットコインへ資産が流入する可能性もあり、半減期を狙って仮想通貨FXトレーダー勢が短期的な利益を取りに来る動きも予測しておくべきです。


ビットポイント台湾との訴訟

7月11日に発生した仮想通貨取引所Bitpointの不正流出事件に関連してビットポイントの台湾支局で2.5億円の損害がでた問題がまだ解決していません。

ビットポイント台湾のCEOである郭雅寧(グオ・ヤーニン)氏は台湾ユーザへの賠償金をリミックスポイントジャパンに要求する予定と発表。万が一、受け入れられなければ訴訟も検討しているとして、断固として身銭を切らない構えです。

仮に損害賠償をユーザに支払うことができなければ、台湾ユーザを中心にビットコインやそのほか不正流出被害にあった4銘柄の仮想通貨価格に影響がでる可能性が高い。

8月2日に記者会見を実施するとしているが、最終的な対応方針については確認していくべき事案となります。


ロジャー氏が取引所を開設

ビットコインの神様と呼ばれ、仮想通貨メディアBitcoin.comを運営するロジャー・バー氏が9月1日に仮想通貨取引所をオープンすると発表しました。詳細は以下のツイートから確認することができます。

どのような取引ペアが公開されるかはわかりませんが、ビットコインキャッシュ信者であるロジャー氏なので、どの取引もBCHが基軸となると期待されます。また取引所を運営するということは一定数の仮想通貨を調達する必要があるので、ビットコインよりも時価総額の低いアルトコインは価格高騰の影響を受けやすくなります。

実際のローンチまでのスケジュールと取扱銘柄については目が離せません。


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