ビットコインを長期保有するメリット

仮想通貨投資には仮想通貨FXなど短期的に売買を繰り返して利益を得る方法と5年10年など長い期間持ち続けた後で利益を得る方法があります。仮想通貨は値動きが激しく、2018年の相場を見ても下落が続くこともあるため、基本的には短期トレードの方が稼げる傾向にあります。

それでもなお長期投資をするメリットを説明していきます。


価格変動幅が大きい

ビットコインチャート

過去の値動きからもわかるように、長期間で値動きを捉える方が価格変動率が大きいという理由があります。仮想通貨も他の投資同様に1日で動く価格変動よりも数ヶ月、数年で動く値動きの方が明らかに大きくなります。


時間を奪われない

短期トレードとなると取引をするたびにテクニカル分析をする時間、最適な投資タイミングを待つ時間など膨大な時間を要することになります。数万円の利益を出すために十数時間チャートに張り付いているなんて人も珍しくはありません。短期トレードも慣れれば効率は上がりますが「取引回数 = 利益額」というロジックからは逃れることができないため、短期トレードで利益を求めれば求めるほど取引にかかる時間に忙殺されていきます。

対して長期トレードは一度買い注文を出したら5年10年はほったらかしのため、たまにチャートを見るくらいで時間をかけません。


税務処理がない

長期投資で仮想通貨を買ったあと、仮想通貨を1度も売ることがなければ確定申告や課税義務は発生しないのが日本の税制です。ビットコインを数百万円で買って資産価値が1億円を超えていようが一度も売ったり、決済に使ったり、他の仮想通貨に変えたりしなければ課税義務は発生しません。

最終的に自分のタイミングで売却した年だけ確定申告をすればいいので、それ以外の年に仮想通貨で確定申告をすることはないので、余計な手間が発生することはありません。


ビットコインを長期保有する考え

必ず上がる確信がある

ビットコインや主要アルトコインを長期保有する投資家のほとんどが「仮想通貨は今後必ず上がる」と考えています。その根拠は当ブログでもいくつか紹介しています。以下の記事を参考にしてみてください。ただし、将来を約束するものではなくあくまでも参考となるデータやイベントを紹介するものです。


データを参考にしている

仮想通貨は法定通貨と違い、様々なデータを取ることができます。仮想通貨のウォレット数、取引件数、ハッシュレートなどのデータを集めることによって、どれだけ普及しているか、そしてこれから世界にどの程度の影響を与えていくかを予想することもできます。ビットコイン関連の統計データやファンダメンタル情報については以下の記事を参考にしてみてください。

また最近では1BTC以上の資産を持つビットコインアドレスが年々増えていることも報告されています。


技術革新を期待している

仮想通貨に使われているブロックチェーンというのはスケーラビリティ問題をはじめとして欠陥が多く、世界中の経済システムに導入するには様々な課題が残されています。少なくとも現状の技術だけで普及することは絶対にありえません。

ただし、Segwitマルチシグなど過去の技術革新を見れば今現在抱えている問題や課題も解決できるのは時間の問題かもしれません。長期保有している投資家はこのような仮想通貨が抱える問題点をいい意味で楽観視している傾向にあります。


ビットコインを長期保有する人の特徴

底値で買えた人

2017年の仮想通貨バブル以前や2019年以降など、ビットコインを30万円以下で手に入れている方は長期投資をし続けている傾向が高いと言えます。すでに資産がプラスになっていることは間違えありませんが、それ以上に大きな利益を期待しているのであれば、売らずに持っておくもの有効な投資判断と言えます。


余剰金で投資している

長期投資をしている方のほとんどは投資資金が少ないはずです。少ないというのは個人差があり、その投資家にとって明日なくなってもいいような余剰資金であるということです。そのくらいの金融資産であれば毎日の価格変動に一喜一憂する必要はなく、長期的に見てプラスになっているのであれば御の字という精神状態を維持できることが長期投資のコツでもあります。


仮想通貨だけに固執しない

長期投資をしている投資家は仮想通貨投資だけに縛られていないということも言えます。投資にはソーシャルレンディング積立NISAなど様々な投資方法があります。1つの投資に時間や精神をとらわれ過ぎてしまうと、不要な売買をしてしまう可能性もあります。長期投資をするには投資商品といい距離感を保つ必要があります。