この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。

    「楽天の仮想通貨とは? 」
    「楽天はどこの仮想通貨取引所を買収したの?」
    「楽天の仮想通貨取引所はいつから再開する?」




楽天の仮想通貨プロジェクト

楽天の仮想通貨ブロジェクトは、2018年2月27日にバルセロナで開かれたモバイルワールドコングレスにて楽天CEOの三木谷氏が楽天コインの構想を語ったところから始まります。

三木谷氏が語った内容を大まかに説明すると以下の3つとなります。

  • Vibarとのシナジー効果で事業拡大を目指す
  • 小売業者とバイヤーとのネットワークを再構築する
  • amazonとは決定的に違う

モバイルワールドコングレスで発信された内容は日経新聞にも取り上げられています。


楽天の仮想通貨はSNSと連携する

2018年7月3日、Viverの最高責任者Djamel Agaoua氏は、2019年に「楽天コイン」をロシアで発行することを発表しました。


Vibarとは、2010年よりイスラエルで開発されたLINEのように無料通話とメッセージアプリサービスを提供する会社です。

2014年に楽天に9億ドルで買収された後、登録ユーザー数は2018年3月時点で10億人を突破し、東ヨーロッパの国々では国内シェア1位を獲得しています。

なお、Vibarはロシアでも国内シェア2位の無料メッセージアプリとして浸透しています。

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Vibarと仮想通貨の組み合わせは、ホリエモンも賞賛。

モバイル決済の1つとして仮想通貨がコミュニケーションを活性化するのは時代の流れとも言えます。


楽天が仮想通貨取引所を買収

2018年8月31日、楽天は連結子会社である楽天カードを通じて仮想通貨交換業者「みんなのビットコイン株式会社」の全株式を買収したことを発表しました。

仮想通貨取引所買収の内容は楽天の公式プレスに掲載されています。

楽天プレス:みんなのビットコイン株式会社の株式取得に関するお知らせ

楽天は仮想通貨交換業みなし業者を買収

楽天が買収した仮想通貨取引所(みんなのビットコイン株式会社)は金融庁の認可が下りていない仮想通貨交換業者です。

みんなのビットコインは資金決済法が改正される(2017年4月)以前から仮想通貨交換業を運営しており、仮想通貨交換業の登録がなくても金融庁からみなし業者として、仮想通貨事業を運営することが許可されています。


コインチェックが2019年1月にみなし業者から正式に仮想通貨交換業の登録を受けたように、いずれみんなのビットコインも仮想通貨交換業の登録をもらうよう努力していくことは言うまでもありません。


ネット証券大手のノウハウがある楽天

楽天はネット証券大手である楽天証券をグループ傘下にもつ金融大手の企業でもあります。

楽天市場や楽天カードはもちろんのこと、決済やEC事業においても多くのノウハウを持っているため、仮想通貨交換業の登録を受けるのは時間の問題です。


コインチェックが証券大手企業のマネックスグループに買収後、再建を果たしたような経緯を今後たどると考えられます。


楽天の仮想通貨取引所はいつから再開?

楽天の仮想通貨取引所「みんなのビットコイン」は楽天ウォレット株式会社のプレスにて、仮想通貨取引所の再開を以下のように発表しています。

  • 2019年3月31日をもって現行サービスをすべて終了
  • 2019年4月より新サービスの開始を予定

発表内容の詳細は以下のページで確認することができます。

楽天ウォレット株式会社プレス:電子帳票の提供再開および取引制限解除につきまして

楽天の仮想通貨戦略

楽天は楽天市場(ECモール)に始まり、楽天証券、楽天銀行、ラクマなど幅広いWEBサービスを展開中。

楽天ポイント利用者数はリクルートが展開するポンタについで業界2位の位置を獲得し、球団経営や楽天カフェやデリバリー事業なども展開、すでに楽天がつくる経済圏が出来上がっているように見えます。


楽天は2016年にBitnetを買収し、ブロックチェーンアプリケーションの開発も支援しています。

今後、楽天は楽天会員を発射台にしてオリジナル仮想通貨「楽天コイン」に相当な価値を生み出す可能性が十分に考えられます。


おすすめ仮想通貨取引所

当ブログでは、ビットコインやリップルなどの仮想通貨を購入を検討されている方へおすすめできる取引所を以下の記事で紹介しています。

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