ゲームで稼げる時代へ
スーパーファミコンやプレーステーションなど家庭用ゲーム時代から「スマートフォン」と「Youtubeを始めとした動画共有サービス」の普及により市場も大きく拡大しています。
市場拡大の大きな要因は収益化できる(稼げる)ようになったということ。
ゲームでのマネタイズ(収益化)が流行り始めたのは、おそらくマックス村井さん率いるAppbankがきっかけだったと記憶しています。
以下の動画で「これが○○の10コンボや~~!!」と言っていたのが懐かしいです。
ゲームのマネタイズには、いくつか種類があります。
ゲームのマネタイズ例 |
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ゲームアフィリエイト収入
アフィリエイトとはブログなど自分のWEBサイトを経由し、企業の商品を購入してもらうことで発生する収益のこと。
アフィリエイトプログラムを仲介するASPサービスに申し込みをすれば、個人でも簡単に始めることができます。
マックスむらい氏率いるAppbankも元々は「怪盗ロワイヤル」など、パソコンゲームからの複製などが主流となり、現在のようなスマホゲームの盛り上がりはない中で、ブログにパスドラの攻略記事をアップしながら、アフィリエイトで収益をあげる企業でした。
2018年8月10日に発表されたappbankの決算短信によると、現在ではアフィリエイトよりも自社のグッズ販売が好調となっているようです。
現在スマボゲームの攻略サイトで有名なGamewith(ゲームウィズ)
2017年から2018年の最終利益は2倍近い成長を遂げており、アフィリエイト収益につながる攻略記事はもちろんのこと、未だリリースしていないゲームの先行プレイ動画や攻略動画をYoutubeにも掲載しており、SNSでも反響がある注目企業です。
AppbankやGemewithがゲームでの収益化に本格的に取り組んだことにより、現在では個人でもブログ運営やアフィリエイトを活用して収益を稼ぐことができる時代と変わっていったと言えるでしょう。
ゲーム実況による広告収入
Youtubeでは視聴者数が多いほど広告収益を稼ぐことができる仕組みが成り立っています。
世の中関心があるゲームや面白い実況をする動画クリエイターが人気となり、ゲーム実況は大きく収益化できる市場となっています。
顔の出演はありませんが、独特の声と三人の軽快なコミュニケーションが人気の「兄者弟者」
チャンネル登録数は250万件(2019年3月時点)となっており、1動画の再生回数は500万回を超えるものも存在します。
Youtubeの収益は掲載される広告単価にもよりますが、ざっくり言うと再生回数 × 0.1円程度の収益が見込めると言われています。
500万回の再生動画であれば、その動画から約50万円程度の広告収入が発生しているという計算になります。
他にも登録数200万人を超えるゲーム実況チャンネルが存在します。
彼らのチャンネルを見ていると、自分もゲームをしている気になりますし、もしそのゲームを購入する場合も失敗なく楽しめそうなものばかりです。
こんなにもゲーム実況が人気な理由は以下にあります。
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子供の頃、親の教育方針や家庭環境を理由にゲームから遠ざかってしまった人たちが、大人になってからゲームにはまっていることはよくあることです。
ゲームが好きな方々は数多く存在している以上、ゲーム実況や攻略サイトはまだまだ発展すると考えられます。
プロゲーマーのスポンサー契約
日本のプロゲーマーといえば、2018年8月12日にテレビ番組「情熱大陸」で放送された東大卒のブロゲーマー『ときど(本名:谷口一)』が有名です。
AbemaTVでも数多く取り上げられ、ウルトラゲームズというesports専門番組にもたくさん出演されています。
プロゲーマーの収入源は以下の2つ。
- 大会で獲得する賞金
- スポンサーからの報酬
日本では景品表示法により数十万円までしか大会賞金を設定することができなため、日本のゲームプレイヤーは海外進出が一般的になっています。
大きな大会になると優勝賞金が1億円を超えるものもあります。
大会で世界中のプレイヤーを相手に勝ち進んでいかなければ賞金やスポンサーからの支援を得ることができないため、いまだ超ハイリスク・ハイリターンな職業です。
仮想通貨で稼ぐ仕組みが変わるゲーム市場
2019年時点でゲームで稼ぐためにはYoutubeへのアップロードやブログで攻略記事などを書かなければいけません。
仮想通貨の技術が進んでくると、ゲームをプレイしながらマネタイズすることが可能となります。
仮想通貨技術がゲームに導入されることによって期待できる変化はいくつかあります。
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ゲーム内通貨と法定通貨の取引が可能
仮想通貨に使われている分散型台帳技術をゲームに導入することによって、ゲーム内の通貨と法定通貨(日本円やドル)と交換することが可能となります。
ゲーム内通貨の仕様によって取引レートは変化しますが、ゲーム内で獲得したゴールドやギルなどの通貨をオンライン上の仮想通貨取引所で円やドルに換金して、現実世界で利用することができるようになります。
ゲーム内通貨を使わなくても実際の円やドルをゲーム内で利用することも可能で、ゲーム内アイテムの取引に円やドルを利用して売買することも分散台帳技術があれば可能です。
ゲーム内アイテムが金融資産となる
仮想通貨技術は導入されていなくても既にMMOなどのゲームではユーザ同士のアイテム交換が行われています。
アイテム交換に仮想通貨の技術を取り入れると、ゲーム内で獲得したアイテムが金融資産に変わり、好きな相手に好きな金額でゲーム内アイテムを売買することが可能となります。
より取得難易度の高いアイテムほど高値で取引されることとなり、ゲームをしながら資産運用ができるという仕組みが成り立ちます。
稼げるゲーム市場は拡大する
2018年のゲーム市場は1,379億ドル(約15兆円)。
スマートフォンによって課金システムが普及しゲーム市場は一気に盛り上がりますが、今後はアイテムの売却や人気プレイヤーの集客によって稼げることが当たり前となり、ゲーム市場はさらに盛り上がりを見せることが予想されます。
日本の大人気RPGゲームのドラゴンクエストやファイナルファンタジーで獲得できる「ゴールド」や「ギル」がビットコインやドルと交換できる将来も近いはずです。
では、どんな稼げる仮想通貨ゲームがあるかを次で解説していきます。
配布型仮想通貨ゲームで稼ぐ
配布型仮想通貨ゲームとは、ゲームに参加、特定のイベントをクリアすることで仮想通貨が得られるゲームのことです。
もらって仮想通貨を稼ぐ「@blast」
Appbankが運営する仮想通貨事業「@blast」
Appbankが企画するポーカーイベントやパートナー企業のゲームアプリ(アヴェルオンラインなど)のイベントに参加することによって仮想通貨がもらえる仕組みです。
関連記事:Appbankの仮想通貨配布事業「@BLAST」をむらい氏が発表
総額1,000万円規模の企画があり、ゲームに参加しなくても投票するだけで仮想通貨の獲得圏を得られる場合もあります。
配布型仮想通貨ゲームの特徴は、ゲームシステムに分散型台帳技術が使われているわけではありません。
ゲーム大会で優勝賞金を設定するように仮想通貨を配布することによってゲーム参加者が増えることが目的です。
歩いて仮想通貨を稼ぐ「BitHunters」
BitHuntersは参加者をポケモンGOのような仕組みで街を歩かせることで、仮想通貨を受け取ることができるゲーム。
BitHuntersのゲーム概要 |
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神戸市 保健福祉局 健康部 健康政策課の「意識せずに健康行動が習慣化される仕掛けづくり」部門で優勝し、今後は神戸市と協力しながら実証実験と他の自治体や企業にも導入を目指しています。
アフィリエイト型仮想通貨ゲームで稼ぐ
アフィリエイト型仮想通貨ゲームは、ゲーム実況によって仮想通貨が受け取れるプラットフォーム。
収益構造はYoutubeと似た構造になっていますが、分散台帳技術によってGoogleのような仲介企業を通さないためにゲーマーが受け取れる報酬は高くなります。
ゲームプラットフォーム「Twitch」
Twitchとは、ゲーム実況配信に特化したソーシャルネットワークサイトです。
以前はJustin.tvとして運営していた時期もありますが、2014年にAmazonに1,000億円で買収され、現在ではアクセス数が世界33位にランクインする超有名サイトとなっています。
項目 | 詳細 |
公開日 | 2011年 |
利用者数 | 1,500万人以上 |
WEBサイト | https://www.twitch.tv/ |
Twitch内で投げ銭機能を開発する「Streamlabs 」の調査によれば、2018年第一四半期の総投げ銭金額は3,400万ドル(約37億円)。
投げ銭はドルはもちろんのこと、2018年6月より仮想通貨での投げ銭も対応しており、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4種類を利用することができます。
仮想通貨に対応するサービスは「Streamlabs OBS」
取引型仮想通貨ゲームで稼ぐ
ゲーム内アイテムやキャラクターを仮想通貨を使って交換できる取引型仮想通貨ゲーム。
配布型やアフィリエイト型との違いは分散台帳技術がゲーム内に利用されている点です。
レアリティや人気度が高ければ高いほど高価で取引されるため、安い価格で仕入れて育成後高い値段で販売するなど投資のように資産運用することができます。
仮想通貨ゲームで稼ぐ「Etheremon(イーサエモン)」
出典:etheremon公式サイト
イーサエモンのゲームのプレイヤー(MonSeekers)は、イーサリアムのスマートコントラクトを利用しながら3つのゴールを達成します
3つのゴール |
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イーサエモンは仮想通貨イーサリアムを使って、レアモンスターを収集、育成、バトル、トレードして遊ぶゲームです。
モンスターの属性も豊富用意されており入手難度、見た目などの市場ニーズが高ければ高いほど、高値で取引されます。
潜在能力の高いモンスターを安値で仕入れて育成後高く売ると、イーサリアムで収益が発生するという仕組みです。
さらに、イーサエモンは今後4つのプレイモードを実装する予定です。
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イーサエモンで遊ぶためにはイーサリアムを保管するためのウォレットが事前に必要となります。
最もセキュリティが高くおすすめできるのはハードウォレットです。
関連記事:仮想通貨ブロガーがおすすめするハードウォレットの買い方
ウォレットは無料で用意したいという方はMy Ether Walletがおすすめです。
関連記事:MyEtherWallet(マイイーサウォレット)のログインから送金、スマホアプリの使い方
また、イーサエモンでモンスターを購入するためにイーサリアムが必要となります。
ゲームに必要なイーサリアムは日本の仮想通貨取引所で手数料を安く購入するのがおすすめ。
関連記事:【2019年最新版】日本のおすすめ仮想通貨取引所ランキング
仮想通貨ゲームで稼ぐ「ETH.TOWN(イーサタウン)」
イーサタウンではアイテムやキャラクターを売買するだけでなく、所有している資産に応じて配当がもらえるなどの仕組みも実装されています。
プロモーション動画を見ると、どのようなゲームなのかある程度雰囲気がつかめるはずです。
イーサタウン では「クリプトタワー」と呼ばれるビルの各フロアにバトル、ギャンブル、冒険、オークションなどのコンテンツが用意されており、まるでゲームセンターのような感覚です。
コンテンツによっては1回チャレンジするのに有料(仮想通貨を支払う)のゲームもあれば、無料で遊べるゲームもあり今後も新しいゲームが登場する予定です。
会計士ブロガーの根元さんがイーサタウンを使って80ETH程度の利益がでているご様子!
イーサタウンの馬、30ETHでゲットできましたー!!🏇
— Hikaru Nemoto(根本晃)@Blockchain Gamer/Africa/Rwanda (@dujtcr77) 2018年3月27日
今後追加予定のスターにはトークンが付与されない情報が直前に出たので、高騰するかと思ったけど無事落札できてよかった…https://t.co/GzSNrxFZZm pic.twitter.com/zSuxOAW6cQ
仮想通貨ゲームで稼ぐ「くりぷ豚」
くりぷ豚は仮想通貨(ETH)で豚を購入後、レースの勝敗を競うゲームです。
コンテンツ | 詳細 |
飼育 | くりぷ豚をレースで勝ちやすくする |
レース | 成績に応じてくりぷ豚の資産価値を上げる |
マーケット | くりぷ豚を仮想通貨で売買できる |
お見合い | 新しいくりぷ豚を誕生させる |
資産価値の高いくりぷ豚を購入すればレースに勝ちやすくなりますが、自ら飼育することでもレースに勝つことが可能です。
出典:【くりぷ豚】公式サイト
成績のよいくりぷ豚は高い値段で売買されます。
売買に使用する仮想通貨は現金(日本円)に交換することも可能となるため、ゲームをしながら資産運用することが可能となります。
2019年3月時点では0.004ETH程度で販売されているくりぷ豚が多く、日本円に換算すると60円程度となります。(1ETH = 14,700円のレートで計算しています。)
くりぷ豚を始める場合はあらかじめETHを仮想通貨取引所で購入する必要があるため、以下のページで仮想通貨取引所を選択し、口座を解説しておきましょう。
関連記事:【2019年最新版】日本のおすすめ仮想通貨取引所ランキング