メタマスク(metamask)とは?送金や復元、スマホの使い方

この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。

    「メタマスク(metamask)とは?」
    「メタマスク(metamask)ってどう使えばいい?」
    「どうやって登録するの?」




メタマスク(metamask)とは

メタマスク(metamask)とは、WEBブラウザ(Chrome、safari、Firefoxなど)を使った仮想通貨ウォレットです。


ERC20トークンを保管するメタマスク(metamask)

メタマスク(metamask)はビットコインやリップルなどを保管することはできません。


メタマスクが保管できる仮想通貨はイーサリアムとERC20トークンです。

ERC20トークンとは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して作られた仮想通貨。

代表的なERC20トークン
  • Binance Coin(BNB)
  • OmiseGO(OMG)
  • Augur(REP)
  • VeChain(VET)
  • 0x(ZRX)

メタマスク(metamask)の使い方

上記はConsenSysが発表したMetamaskの使い方動画です。


メタマスク(metamask)の送金

メタマスクで仮想通貨を送金するためには3つの作業工程で完了します。

メタマスクで仮想通貨を送信する手順
メタマスクの使い方
    手順1:メタマスクを起動し、「SEND」をタップ
    手順2:送金先、送金量、手数料(ガス)を入力後、「NEXT」をタップ

メタマスクの使い方
    手順3:取引内容を確認後、「CONFIRM」をタップし、完了

ERC20トークンの残高をメタマスク(metamask)で確認

メタマスク(metamask)で新しい仮想通貨(ERC20トークン)の残高を確認するためには、あらかじめ設定が必要です。

新しいトークンの残高を確認する手順
メタマスクの使い方
    手順1:メタマスク起動後、設定アイコンをタップ

メタマスクの使い方
    手順2:「ADD TOKEN」をタップ

メタマスクの使い方
    手順3:Custom Tokenをタップ後「token Address」「Token Symbol」「Decimals of Precision」を入力

「token Address」「Token Symbol」「Decimals of Precision」は購入した仮想通貨の公式サイトやブログなどに記載されています。公式サイトからの情報発信をチェックしましょう。


MyEtherWalletとメタマスク(metamask)の連携

メタマスク(metamask)は人気オンラインウォレットである「MyEtherWallet」と機能を連携させることができます。

もともとMyEtherWalletを使っていたユーザは、メタマスクを利用することで以下のような恩恵をえることができます。

メタマスクと連携するメリット
  • フィッシングリスクを軽減できる
  • 秘密鍵を入力する手間が省ける
  • メタマスクがフィッシングサイトをブロックする

設定をするにはMyEtherWalletとメタマスク(metamask)それぞれ作業する必要があります。

公式サイトのヘルプセンターをご利用ください。

myetherwallet:[MEW ➡ MetaMask] Moving from MyEtherWallet to MetaMask
metamask:How To Use My Ether Wallet With MetaMask Credentials

メタマスク(metamask)の復元

メタマスク(metamask)は秘密鍵のバックアップを取っておくことで、万が一ブラウザをアンインストールしたり、PCが故障し使えなくなったとしても、別のブラウザで復元させることができます。

メタマスクでバックアップを取る手順
    手順1:メタマスク起動後、アカウント名の横にある「●●●」をタップ
    手順2:「Export Private Key」をタップ
    手順3:パスワードを入力後、「Submit」をタップ
    手順4:表示された秘密鍵を保存。
    手順5:別のブラウザでメタマスクを起動
    手順6:アカウントメニューから「import Account」をタップ
    手順7:秘密鍵を入力し、IMPORTをタップすれば復元完了

メタマスク(metamask)の登録

メタマスク(metamask)がインストールできるブラウザは「Chrome」「Firefox」「Opera」「Brave」の4つのみです。

iPhoneによく使われている「Safari」には対応していませんし、iOSやAndroid用のアプリはありませんのでご注意ください。


Chromeにメタマスク(metamask)を登録

Chromeにメタマスク(metamask)を登録する手順
    手順2:「GET CHROME EXTENSION(CHROME拡張機能を利用する)」をクリック
    手順3:Googleウェブストアが立ち上がるので、「CHROMEに追加」をクリック
    手順4:拡張機能を開くとPrivasyNotice(プライバシー通知)がでるので「Accept」をクリック
    手順5:Terms of Use(利用規約)を下までスクロールし、Acceptをクリック
    手順6:パスワードを入力しCreateをクリック
    手順7:SeedWordsをコピーしてオフラインデバイスのみに保存
    手順8:SeedWords保存完了後「I've copied it somewhere safe」をクリック

パスワードは誕生日やニックネームを避けること

ウォレット作成はたった8つの手順で完了しますがポイントは手順6と7

パスワードについては個人情報につながるような誕生日やニックネームなどは絶対に避け、20文字以上の不規則な英数字と記号で設定しましょう。

SeedWordsや秘密鍵はオフラインで保管する

SeedWordsはパスワードを忘れてしまった場合に再度パスワードを取得するための鍵になります。

手順7で保存するSeedWordsと手順6で利用したパスワードはオンラインにつながるPCおよびスマートフォンなどの中に保存するのは危険です。

かならずUSBもしくは、紙媒体のみ保存し、オンライン上で保管することは避けましょう。


オンラインを避ける理由はマルウェアなどのコンピュータウィルスに感染した際にPCやスマホ内に保存されているパスワードを盗むことができるからです。USBや紙媒体はウィルス感染リスクが極端に低いのでパスワード管理におすすめです。


MetaMask(メタマスク)のデメリット

MetaMaskでは秘密鍵をオンライン上で管理することで仮想通貨の送金や受け取りをスムーズにしています。


2018年1月26日に起きたコインチェックのNEM不正送金事件を思い出していただきたいのですが、この事件の要因は秘密鍵をホットウォレットに保存していたことです。

MetaMaskの秘密鍵保存方法はコールドウォレットではなく、オンライン上にあるホットウォレットでの管理と酷似しているため、ウィルス感染によって秘密鍵を盗み出すことができてしまいます。


どうしてもMetamaskで資産を管理しなければいけない状況ではない限り、MetaMaskに大きな資産を置かないようにしましょう。


仮想通貨はハードウォレットで保存する

仮想通貨の資産を保存するのに最もおすすめできる方法はハードウォレットへの保存です。

まだハードウォレットをお持ちでない方は、仮想通貨を持つ前に以下の記事を参考にしてみてください。

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