2018年以降大きく価格が下がっている仮想通貨ですが、2019年になって仮想通貨が急騰する場面も増えてきています。
2018年あれだけ下がった仮想通貨がなぜ今になって上がるのか、その理由をこの記事で説明していきます。
理由を知ることによって今後の仮想通貨市場がどう変わるのかを先読みしやすくなり、投資で儲けられるチャンスとなるはずです。
では、さっそく説明していきます。
仮想通貨はなぜ上がるか(過去)
法定通貨より便利だから上がる
ビットコインが流行した原因の1つは、経営破綻が確定した銀行が不正に法定通貨の出金を停止したことと言われています。
仮想通貨の利便性 |
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これまで海外にお金を送金する場合は4,000円程度の送金手数料が必要でしたが、仮想通貨によって海外への送金が1円以下でできるようになっています。
ビットコイン決済に対応している店舗を利用すれば、わざわざ日本円からドルなどに両替する手数料を支払うことなく決済が可能です。
仮想通貨FX(差金決済取引)を利用すれば下落相場でも利益が出せるため、価格が動けば動くだけチャンスが広がっていることになります。
お金としても金融商品としても今までにない価値を提供できる仮想通貨は世界中から注目され、仮想通貨の価値を押し上げ続けています。
資金決済法の改正で上がる
日本で仮想通貨がブームとなったきっかけは2017年4月に施行された「資金決済法の改正」です。
内閣総理大臣の管理下(金融庁)で仮想通貨交換業が運営できる法律が施行されたことにより、日本人は安心して仮想通貨を購入できると判断し、参入者が一気に増えた結果となります。
もともと日本はパチンコやFXの取引量が世界でもかなり進んでおり、ギャンブル大国と言われるほどです。
そういった日本市場にとって仮想通貨投資やビットコインFXはかなり相性がよかったという見方もできます。
韓国紙幣の大量流入で上がる
上記棒グラフ(2017年1月から2018年8月までの仮想通貨月間取引高)の上側にあるピンク色が韓国紙幣(KRW、ウォン)の取引高を表しています。(参照:Bitcoin日本語情報サイト)
2017年12月に飛び抜けて韓国紙幣が流入し、取引量が膨張しているのがわかります。
韓国紙幣が大量流入する理由 |
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韓国はNexonやHangameなどのオンラインゲーム企業やbitthumb、Upbitなどの仮想通貨取引所も生まれるほど、ネットサービスでは最先端をいっている国です。
韓国は北朝鮮や中国同様に政府を信用しない国民性とゲームやネットサービスで培われたオンライン決済の地盤があるため、抵抗なくデジタルマネーを使える文化を持っています。
加えて、韓国では仮想通貨に対する課税の枠組みや方針が決まっていなかったため、先行者利益を取りにいけると考えた人が多かったのが要因と考えられます。
仮想通貨はなぜ上がるか(将来性)
ビットコイン取引量が増加している
なぜ仮想通貨は上がるのかと疑問を持たれているほとんどの方が、ビットコインがかなり利用されていることに気づいていません。
2019年では2017年の仮想通貨ブームが起きたときと同じくらいに取引量が上がっています。
現時点(リアルタイム)での「ビットコインの取引量」を知りたい方はblockchain.comで確認してみてください。
2018年からビットコイン価格が大きく下落し2019年以降も下落相場は続いていますが、ビットコインを取引する人や量は反対に増加しています。
2019年4月には相場が若干回復し、これから価格が上がっていくことは不思議なことではありません。
大手企業の参入で上がる
過去日本で仮想通貨事業に参入している企業は金融庁のサイトで確認することができます。
特に注目すべきは以下のような企業です。
東証一部上場企業や上場企業の出資を受けて設立された企業が並びます。
TaoTao株式会社はヤフーが出資する仮想通貨取引所で日本の有力企業が次々と仮想通貨事業に参戦していることは明確です。
さらに2019年4月には楽天の子会社である楽天ウォレット株式会社が金融庁の認可を受けたことにより、今後はメルカリやLINEなどの企業も続々と参戦する可能性が高まってきています。
仮想通貨銘柄が上場すると上がる
今まで世界中の多くの地域で仮想通貨取引所が開設されていますが、取引所を開設するためにはビットコインなどの取引銘柄を取引所が一定数購入する必要があります。
その購入量が個人投資家が大半と言われる仮想通貨市場では割合が大きく、通貨の価値が上昇するという現象が起こります。
Binanceなどの大手仮想通貨取引所に上場した銘柄が価格があがる要因はBinanceが上場銘柄を購入している要因も上昇理由の1つに挙げられます。
仮想通貨規制が少ないと上がる
世界各国を見渡しても仮想通貨取引を促進するような規制がすすでいるのは日本くらいです。
中国やアメリカではICO(仮想通貨による資金調達)やビットコインETFの取り扱いを禁止する制度はあっても、促進する仮想通貨規制は未だ出てきていません。
その理由は仮想通貨がマネーロンダリングや犯罪などの温床になるケースが多発しているからです。
過去に日本が資金決済法を改正させたことにより仮想通貨への参入者が爆発的に増えたように、今後世界経済をリードするような国が仮想通貨規制を進めたときには、さらに大きな仮想通貨ブームが来る可能性が高いとされています。
仮想通貨はなぜ大きく上がるのか
仮想通貨が株やFXよりも大きな価格変動をするのは仮想通貨投資の仕組みにあります。
取引量が少ないから上がる
ビットコインの時価総額は10兆円(2019年5月現在)。
次いでイーサリアムは2兆円弱で、リップルも1.4兆円規模と他の金融商品を比べるとかなり小さいことがわかります。
マイクロソフトやAmazon、Appleの株式時価総額は100兆円を超えています。
ビットコインはその10分の1もないということです。
時価総額が小さいからこそ、ある程度大きな取引があると価格が大きく動きます。
株式投資で成功している大型投資家が仮想通貨市場に参入するとなれば、より大きな価格変動が起きることになります。
何時でも取引できるから上がる
仮想通貨は24時間365日取引をすることが可能です。
株式投資のように9時から15時まで、土日は休場というような仕組みはありません。
ストップ高やストップ安などで価格が制限されることがないのです。
時間に制限なく取引ができる仮想通貨は取引時間が制限されていないという点において、制限されている取引市場に比べると大きく動くという性質をもっています。
規制が作られると上がる
2020年6月には仮想通貨を規制する法律が日本で出来上がる予定です。
「金融商品取引法」「金融商品販売法」「資金決済法」と3つの法律の1部が改正され、仮想通貨をより安全に取り扱うための法律を施行する案が2019年3月に閣議決定されました。
こういった動きが2020年以降世界で起こっていると、仮想通貨市場はより大きな広がりを見せることになります。
興味のある方は是非、100円からでもビットコインを購入してみてはいかがでしょうか。
仮想通貨は上がった時に購入しない
仮想通貨は上がっているときよりも、下がっている時に購入するのがおすすめです。
スーパーで特売品やセール品を買う原理と一緒で、価格が安くなっている時に購入し、高い時に売るというのが投資の鉄則だからです。
そういった意味では2019年は仮想通貨を購入するには絶好の機会です。
価格が下がっている時に購入することによって、値上がり益を得やすい状況になるからです。
時間がある方は短期トレードにも挑戦してみることをおすすめします。
仮想通貨FXを使えば下落相場でも利益を得ることができるため、テクニカル分析を勉強してチャレンジしてみるのも楽しみの1つです。
おすすめの仮想通貨取引所
仮想通貨投資は取引所を選びが重要です。
現物だけで長期投資するための取引所選びなら「【2019年最新版】日本のおすすめ仮想通貨取引所ランキング」の記事を参考にしてみてください。
短期トレードでがっつり儲けたい方は「【2019年最新版】おすすめ仮想通貨(ビットコイン)FX取引所」の記事をおすすめします。
また、短期トレードの場合は口座開設までに数日かかるので、その間はしっかりテクニカル分析を勉強しておくといいでしょう。