本記事では【 月5万円で1億円作れる投資法 】について解説していきます。


「月5万円で1億円作れる投資法」と聞くと、

    詐欺だ!!
    高額商材を紹介するんでしょ??

と思われるかもしれませんが、全くその予定はありませんww

この投資方法はSBI証券や楽天証券など東証一部上場企業で扱っている投資商品の紹介です。

20歳以上の方であれば誰でも簡単に実施することができるので是非ご覧下さい。


株初心者におすすめ!月5万円で1億円作れる投資法

リゾート

月5万円で1億円作れる投資法の手順は以下の通りです。

    手順1:S&P500に連動したファンドに投資する
    手順2:毎月5万円の投資を41年間継続する
    手順3:基本ほったらかす

いくつかわからない単語があるかと思いますが、それは後に詳しく説明します。


この投資方法の概要を簡単に説明すると、

毎月5万円(年間60万円)の投資を40年間継続し、投資で年間6%ずつ資産を増やしていくという方法になります。

イメージは以下のとおり。

積立シミュレーション

出典:新生銀行「積立シミュレーション」

全体像がつかめたとしても、以下のようなことが疑問に残りますよね??

    毎年6%も増える投資商品など本当にあるのか?
    1億円の資産形成なんて机上の空論ではないのか?
    40年間投資し続けるなんて本当にできるのか?

これらの疑問についても手順に沿って詳しく解説していきます。


手順1:S&P500に連動したファンドに投資する

毎月5万円の投資で1億円の資産を作るためには「S&P500に連動したインデックスファンドに投資する」ことが必要不可欠です。

まず、「S&P500」と「インデックスファンド」について解説します。


インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、市場平均と同じ動きを目指した投資信託のことを意味します。

まずは用語解説から説明します。

  • 市場平均(インデックス):
    → 日経平均株価やNYダウ、NASDAQ総合指数など市場の株価平均値を表す指標。

  • 投資信託(ファンド):
    → 株の詰め合わせパック商品。市場にある数百銘柄〜数千銘柄を100円からまとめて購入できる

例えば日経平均株価に連動したインデックスファンドというのは、日経平均株価と同じ値動きになるような株式だけが詰め込まれた投資信託(ファンド)ということになります。

NYダウに連動したインデックスファンドも先ほどと同様に、NYダウへの影響度が高い株式銘柄が組み入れられた投資信託のことをインデックスファンドと呼んでいます。


インデックスファンドとよく対立して出てくる用語に「アクティブファンド」という投資信託(ファンド)があります。

  • アクティブファンド:
    → 市場平均以上の株価を目指す投資信託(ファンド)。

アクティブファンドは市場平均以上の実績を目指すため、成長性の高い企業が組み入れられています。インデックスファンドに比べて運用コストも高く、ハイリスク・ハイリターンな傾向にあります。

今回覚えるべきはインデックスファンドだけでOKですが、アクティブファンドというものもあるということも把握しておきましょう。


S&P500とは?

S&P500は米国株式の代表的な市場平均(インデックス)です。

ダウ平均やNASDAQ総合指数の仲間とでも考えるとわかりやすいかもしれません。


日経平均株価は日経新聞社が選出した株式銘柄が組み入れられていますが、S&P500はアメリカの経済新聞「ウォール・ストリートジャーナル」の発行元であるダウ・ジョーンズ社が組み入れ銘柄を選定しています。

上位組入銘柄と構成比率は以下のとおり。

S&P500組入銘柄
銘柄名 構成比率
マイクロソフト4.23%
アップル3.59%
アマゾン3.24%
フェイスブック1.87%
バークシャー・ハサウェイ1.69%
ジョンソン&ジョンソン1.54%
JPモルガン・チェース1.45%
アルファベット(クラスC)1.36%
アルファベット(クラスA)1.33%
エクソン・モービル1.32%

皆さんの知っているアメリカを代表する大企業の銘柄がたくさん組入られているはずです。

アルファベットという会社はGoogleの親会社です。


S&P500の構成比について、特徴的なのが時価総額の加重平均を採用していることです。

日経平均は株価の単純平均なので、トヨタやNTTドコモよりも株価が高いファーストリテイリングなどの構成比が大きくなります。

対してS&P500は時価総額の加重平均なので時価総額の高いMicrosoftやAppleの影響を受けやすくなります。


S&P500に連動したインデックスファンドの代表銘柄は以下のとおり。

上記銘柄はSBI証券で無料で口座開設すれば、簡単に取引することができる投資信託です。

以前、つみたてNISAのおすすめ銘柄としても紹介しているので気になる方は以下の記事をご覧下さい。


これらの銘柄に投資し続けることによって、1億円の資産を手にすることも夢ではありません。(再現性は高くとも、投資には必ずリスクがあるということだけは覚えておいてください)


手順2:投資は40年間継続する

投資先が決まったら、あとはSBI証券や楽天証券を使って毎月5万円を投資し続けるだけです。


ここで、「なぜS&P500に連動したインデックスファンドが長期的に6%のリターンを出し続けられるのか」を説明していきたいと思います。

その理由は1802年から2003年の約200年間でアメリカの株式市場が平均6〜7%のリターンを上げ続けていたからに他なりません。

S&P500に連動したインデックスファンドの代表格である米国ETF(アメリカの上場投資信託)「VOO」の平均年間リターンは14%を超えています。

VOOのトータルリターン
売却利益 配当利益 トータル・リターン
2019年28.82%2.64%31.46%
2018年-6.23%1.81%-4.42%
2017年19.48%2.30%21.78%
2016年9.60%2.33%11.93%
2015年-0.74%2.09%1.35%
2014年11.46%2.17%13.63%
2013年29.67%2.66%32.33%
2012年13.45%2.53%15.98%
2011年-0.02%2.11%2.09%
2010年14.76%1.13%15.89%
平均値12.02%2.17%14.20%

6%の平均リターンとくべると倍以上のペースで進捗しているのが米国株式です。

アメリカ経済の成長を利用して今後40年間投資し続けることにより、資産1億円を目指す方法が非常に有効です。


手順3:基本ほったらかす

投資先が決まり、投資期間も設定したら後は「ほったらかす」だけ。

ほったらかしの効果は2つあります。

  • 投資タイミングを読まなくて良い
  • 狼狽売りを防ぐため

投資先をの価格推移を分析し、ベストな投資タイミングを探し当てることはほぼ不可能です。

その理由はS&P500の過去75年間の実績がわずは60ヶ月で達成されている歴史があるからです。

わずか6.6%のタイミングを見極め、そこに現金を投入するということはどれほど難易度が高いか投資をしていない方でも理解できるはずです。

将来の価格予想が不可能であれば、あえて予想せず定期的に積立ながら投資することが効率的だと言えます。


SBI証券や楽天証券には積立設定という機能があります。


積立投資の良いところは含み損の時でも冷静な判断がしやすいという点にあります。

普段からチャートや価格推移を確認する癖がなければ、価格変動に一喜一憂することもありません。

急な暴落相場が来たとしても気付かない可能性もあるくらいです。


今回ご紹介をしている月5万円で1億円作る方法は長期的な投資をすることが必要不可欠です。

より長く相場で生き残るためには無駄な損切りや資産の売却を避ける必要があるため、ドルコスト平均法を使って価格推移に一喜一憂しない工夫をしておくと有利です。


株初心者が投資を成功させるコツ

「月5万円で1億円作れる投資法」について紹介してきましが、いかがでしたでしょうか。


この投資方法は一見簡単なように見えますが、実はすごく難しい部分があります。

それは「投資を継続する」ということです。

おそらく多くの人が何らかの理由で途中でやめてしまうのです。


最後に投資の継続率を上げる2つの方法をご紹介します。

  • 正しい知識をつける
  • 十分な貯金を確保し続ける

正しい知識をつけておく

今回ご紹介した「月5万円で1億円作れる投資法」は一般的に「インデックス投資」と言われる投資手法です。

このインデックス投資がなぜこれほど有用なのか、再現性が高いのかという理由は以下記事で紹介している3つの本を読めば理解することができます。


これらの本に書かれている内容を理解することができれば、今回紹介した投資方法の根拠が見えてきます。

投資家界隈では知らない人はいないくらい有名は本ですので、是非一度手に取ってみていただけると幸いです。


十分な貯金を確保しておく

投資を長く続けるコツの2つ目は、常に十分な貯金を確保しておくことです。

投資は生活費などを除いた余剰金でやるものです。

万が一の生活費が少ない状態で投資をしてしまうと「絶対に勝たなければならない」という不要な感情が投資を邪魔します。

結果として長く投資を続けられません。


私個人の考えとしては、最低でも生活費の12ヶ月分は貯金をしておくことをおすすめします。

家族三人で1ヶ月の生活費が20万円だとすれば、240万円分の貯金を最低限確保しておきましょう。

万が一、貯金を切り崩すようなことがあれば投資はストップさせ再度貯金を貯めることに注力し、貯金が240万円を超えた段階で投資を再開するというイメージです。