
この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。
「ロスカットってどんなルール?」
「GMOコインのロスカットは何%で強制執行される?」
「レバレッジ倍率によってロスカットの基準は違う?」
「ロスカットの計算方法が知りたい」
「ロスカットアラートをだすことは可能?」
ロスカットの仕組みを知ろう(GMOコイン)
ロスカットとは仮想通貨FX取引において、一定ラインまで評価資産が減った場合に強制的に取引を終了させる行為です。
ロスカットは資産が減っている時にしか発生せず、強制的に取引を終了させることでマイナスが大きくなるのを防ぐ行為です。
ロスカットは、「損失を(強制的に)切り上げる」という意味で使われます。
ロスカットを理解するための仮想通貨投資用語
ロスカットを理解するにはいくつかの投資用語を理解する必要があります。
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必要証拠金とは、投資家が用意する「運用に必要な資産」です。
ただし、必要証拠金を口座残高と勘違いしてはいけません。
例えばレバレッジ倍率5倍で10万円分のビットコインを購入するための必要証拠金は2万円となります。
注意点として、必要証拠金はレバレッジ倍率と評価レートによって必要証拠金額が変動することで計算式がややこしくなることをご理解ください。
ロスカット(証拠金維持率)の計算式
証拠金維持率とは保有資産と運用資産の割合を図るための指標です。
一般的には証拠金維持率が100%以下となった場合、危険な状態と判断されます。
証拠金維持率は以下の方程式で求めることができます。
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ここで重要なのが「必要証拠金」と「評価損益」です。
10万円の口座残高の中から、2万円(レバレッジ倍率5倍で、10万円分)の取引をした場合を想定すると証拠金維持率は以下のように計算できます。
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では、この取引が進展しプラス5万円の利益が発生した場合の証拠金維持率は以下のようになります。
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次は、同じ条件で5万円の損失をした場合の証拠金維持率を計算してみます。
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証拠金維持率とリスク
証拠金維持率 | リスク(目安) |
10,000% | ほぼ問題なし |
5,000% | 安全圏内 |
2,000% | 余裕あり |
500% | 不安 |
250% | 危険 |
110% | すぐに赤字 |
100% | 赤字確定 |
50% | 2倍の赤字 |
30% | 3倍の赤字 |
20% | 5倍の赤字 |
投資はお金があるほど有利なゲームであると同時に、いかに損失(リスク)を避けるかということでもあります。
無理に必要証拠金を多く取りすぎると、危険が増してしまうことを把握しておきましょう。
ロスカットは強制発動する
ロスカットは自動的に実行されるプログラムで、個人の設定によって解除できるものではありません。
ロスカットが発動してしまった時点で、投資方法が間違っている可能性が高いです。
ロスカットが起きが場合は抜本的にやり方を見直しましょう。
GMOコインではレバレッジ倍率に関わらず、 証拠金維持率75%でロスカットが発生する仕組みになっています。
ロスカットアラートでロスカットを防ぐ
ロスカットアラートとは、ロスカットが発生する手前(一定の証拠金維持率)に達した時、メールやアプリ機能を使ってロスカット目前であることを通知する機能です。
ロスカットが発生すると損失が確定するだけでなく、一般の取引手数料よりも多くの手数料を支払う必要があるため、ロスカットは手前で取引を終了させることが賢明です。
GMOコインでロスカットする人の特徴
仮想通貨投資に必要な勉強や知識があるにも関わらず、ロスカットしてしまう方には以下のような特徴があります。
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損切りできない方はロスカットしやすい
人間の脳は損切りすることを嫌うように設計されています。
パチンコや競馬などで大損するのは「次勝ったらやめる」という心理がずっと脳内で働いているからです。
では、これから2つのクイズを出題します。
問題1:次の2つのうち、どちらのゲームをやりますか?
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問題2:次の2つのうち、どちらのゲームをやりますか?
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上記の質問でどちらもBと答える方が多くいます。
人間はどうしてもリスクを取りたくないという心理が働く証拠です。
投資では損切りできないという心理をコントロールしないければ、ロスカットから抜け出すことは難しくなります。
チャートから目をはなす方はロスカットしやすい
仮想通貨投資は24時間値動きが発生し、取引をすることができます。
取引されている時の体調を鑑みず途中で寝てしまったり、仕事中など忙しい時の間に取引を続行する場合は危険です。
他の金融商品よりもボラティリティが高い仮想通貨投資では、一瞬の油断が命取りとなります。
安く買って高く売ることができない方はロスカットしやすい
投資銘柄は価値が上がっている時に見つけやすく、過小評価されている時は見つけにくいという側面があります。
ビットコインも同様に2017年には多くの方が投資対象として注目しましたが、その後大きく価格が下がったことで大損した人が多かったはずです。
スーパーのセール品を買うように、投資で安い商品を見つけるためには目利きが必要です。
GMOコインでロスカットしないための方法
ロスカットをしないためにはロスカットしやすい方の特徴を避けるだけでなく、以下の取り組みが必要となります。
ロスカットしないための方法 |
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余剰金以外投資しない
余剰金とは、預金の中でも明日なくなっても後悔しないお金のこと。
投資資金に退職金やボーナスを一気に使う方もいますが、大切なお金を使うことで「絶対に負けたくない」という心理が働きます。
すると、損切りしなくてはいけない局面で損切りできず、ロスカットが発生し大敗してしまう可能性が高まります。
投資資金の種類で心理的な負荷がかわっていくため、始めはできるだけ少ない資金で始めるのが得策です。
余剰金がないという方は節約で余剰資金を捻出しましょう。詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:貯金ゼロでも簡単!仮想通貨投資と節約術
勝てる時だけ取引する
相場には勝ちやすい相場とそうでない相場が存在します。
相場の見極めができていない状態で何度も取引にトライするのは、負ける確率をあげてしまいます。
取引は毎日行うのでなく、勝てる時だけに集中するのがおすすめです。
テクニカル指標やファンダメンタル情報を分析していけば、自ずと勝ちやすい相場が見えてきます。
小さく損切りできるテクニックを磨く
損切りは一定のルールのもとに実行するべきです。
先ほど説明したように人間は損切りできない生き物なので、特定のルールを設けて機械的に実行していく方法が最も確実です。
たとえば、「●●円以上マイナスになったら損切りする。」「●分以上含み損を保有しない」など誰が見ても判断が変わらない指標で設定し、できるだけ損失が小さい段階で実行していくべきです。
どんなにうまいトレーダーでも必ず損切りはします。
重要な視点は「損益額」です。
たとえば10回取引をしたうち、9回負けて損切りしても1回の利益で9回の損失をカバーすれば、それは成功です。
勝率たった10%でもプラスが出ているのであれば、勝ちは勝ちです。
投資日記をつけて、同じ失敗を繰り返さない
投資で勝率を上げるコツは、投資日記をつけて自分だけのトレード手法を確立させることです。
相場は生き物で同じ相場は存在しないため、傾向と対策を分析していく必要があります。
私の場合は以下のようなルールを設定していました。
自分ルール(BTCFX編)
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利用するテクニカル指標など個人差がありますが、ルールに忠実に取引を実行することによって失敗はだいぶ防げるようになります。
GMOコインの口座開設方法
この方法を見て自分でもできるなと思った方は、まずはGMOコインで無料口座開設をするところから始めましょう。
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2営業日には審査が完了し、GMOコインで仮想通貨取引を開始できるはずです。
当ブログでは、他にもGMOコインの記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。