この記事では以下の悩みや疑問を解決していきます。
「DASHとは、どんな仮想通貨なの?」
「DASHが購入できる取引所はどこ?」
「今後DASHは期待できる?」
「DASHのニュースが知りたい」
仮想通貨DASHとは
DASH(ダッシュ)とは、仮想通貨決済をするために発展してきた仮想通貨プロジェクト。
プライバシー情報を守る技術が発達しており、DASHは「匿名系仮想通貨」とも言われています。
項目 | 詳細 |
公開日 | 2014年1月18日 |
通貨単位 | DASH |
発行枚数 | 18,900,000DASH |
システム | Proof of Work |
創設者 | Evan Duffield |
公式サイト | https://www.dash.org/ |
ホワイトペーパー | ホワイトペーパー(日本語訳) |
仮想通貨DASHの発行上限
DASHの発行上限はブロジェクト発足時2,200万枚に設定されていました。
しかし、DASHではプロジェクト開発費を使って年間7%のDASHを買い戻して破棄する計画を立てています。
計画的に発行枚数を減少させることによって、一枚あたりの市場価値を高めるのが狙いです。
2019年3月時点においては、2,200万枚あったDASHの発行枚数は1,890万枚まで減少しています。
また、DASHはビットコインと同様のアルゴリズム(PoW)を採用しているため、市場に流通していない仮想通貨DASHが存在します。
それらはマイニングによって採掘され、2150年に全てのDASHが掘り起こされる計画となっています。
仮想通貨DASHの手数料収益とは
DASHは仮想通貨の取引が行われるたびに以下の割合で収益が分配される仕組みです。
分配先 | 分配率 |
マスターノード | 45% |
マイナー | 45% |
開発予算 | 10% |
DASHはユーザが支払う手数料をマイニングを実行する人に45%、DASHの開発費に10%の金額を毎回分配しています。
マスターノードとは、マイナーの管理者のような役割です。詳しくは以下の動画で解説しています。
DASHとは匿名系仮想通貨
DASHが匿名系仮想通貨と言われる所以をこれから説明します。
上図は以下の流れで動くことによって、DASHの匿名性を維持しています。
|
DASHでは取引に使ったアドレス(支払い先)や支払った金額を確認することはできますが、誰から誰に送ったという支払い履歴や内容を確認することができない仕組みが評価されています。
さらに取引時間も数秒(2〜4秒)で完了させることが可能です。
仮想通貨DASHのリブランド
DASHは開発当初からDASHと名乗っていたわけではありません。
DASHの歴史は2014年1月18日に「XCoin(XCO)」としてリリースされたことから始まります。
翌月28日に名称がDarkcoin(DRK)に変更され、2015年3月25日には「Dash(DASH)」と過去に2回も通貨名称が変更されています。
DASHの大きな過去の失態として、人気が高騰しリリース直後わずか2日間で全体の4分の1に相当する190万枚が採掘されてしまった経緯があるからです。
仮想通貨DASHのニュース
DASHは2014年より公式Twitterアカウントで最新情報を発信しています。
#DASH is now listed on @CryptofacilEX (powered by @BittrexExchange)! 💪 Register now at https://t.co/xlIMNIOYtN and get FREE TRADES UNTIL MARCH 31st (Invite Code: DASHFREETRADES). 💥💥 #blockchain #fintech #payments pic.twitter.com/dK2PMzue5I
— DASH (@Dashpay) 2019年3月15日
Twitterのフォロワー数は2019年3月時点で32万件以上となっています。
コインチェックから上場廃止したDASHニュース
2018年6月、DASH、Zcash、Moneroの匿名系仮想通貨3つがコインチェック取引所より上場廃止されました。
【廃止対象通貨の出金・売却のお願い】
― Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2018年6月5日
2018年5月18日にお知らせをしております通り、Coincheckにおいて一部仮想通貨の取り扱いが廃止となります。
廃止日:2018年6月18日
廃止対象通貨:XMR、REP、DASH、ZEChttps://t.co/HcVZdtkFdb
匿名系仮想通貨はマネーロンダリングの温床になるという見解が当時あったと示唆されます。
店舗決済システムと提携したDASHニュース
2018年7月、DASHは「34 Bytes」という店舗決済システムにサポートされ、34 Bytesに対応する約1,500件の店舗で決済が可能となりました。
34 Bytes Payment Processor Adds Dash, Worldwide Merchants Near 1,500https://t.co/WQzCuiSORk@34_Bytes @Dashpay #Blockchain #FinTech #Cryptocurrency #TechNews pic.twitter.com/MyaN7nj9ql
— Dash News (@DashpayNews) 2018年7月10日
デビットカードと統合したDASHニュース
2019年3月、PolispayというデビットカードにDASHが統合されました。
PolisPay Debit Card Expands Consumer Options with Dash Integration#FinTech #Cryptocurrency #Blockchain #Dash #Crypto #Bitcoin @Dashpay @polispayapp https://t.co/TIsHpMNBfk
— Dash News (@DashpayNews) 2019年3月12日
クレジットカードが使える店舗でPolispayを提示すれば、DASHで決済できるようになります。
仮想通貨DASHを購入できる取引所
DASHの歴史は古く、2019年現在では多くの仮想通貨取引所で流通しています。
大手仮想通貨取引所に上場するDASH
DASHは中国系の大手仮想通貨取引所であるBinanceやHuobiにも上場しており、1日の流通量は300億円規模(2019年3月時点)となっています。
日本の仮想通貨取引所を経由するしかない
日本人がDASHを手に入れるためには、まずは日本の仮想通貨取引所に登録後、ビットコインを購入しなければなりません。
関連記事:【2019年最新版】日本のおすすめ仮想通貨取引所ランキング
ビットコイン購入後、海外の仮想通貨取引所とビットコインを利用しDASHと交換する必要があります。
仮想通貨DASHの今後
CoinMarketCapによれば、DASHもビットコインと同じように2018年以降大きな下落トレンドとなり、価格はピーク時に比べると10分の1以下となっています。
匿名系仮想通貨であるDASHの今後
MoneroやZcash、DASHなどの匿名系仮想通貨はプライバシーを守るために送金経路を特定できない仕組みとなっています。
この仕組みがマネーロンダリングにつながると考える方が多いようです。
実際にマネーロンダリングや地下経済にお金が流れる原因は仮想通貨取引所の本人確認だったり、仮想通貨規制の改正で解決できることではあるので、現状匿名系仮想通貨はかなり過小評価された存在となっています。
プライバシー問題を解決するDASHの今後
2019年の仮想通貨市場はスケーラビリティ問題を解決することだと言われています。
しかし、その問題は時間的に解決される見込みであり、ライトコインの創業者であるCharles Lee氏も次の課題はプライバシーの問題が重要であるとSNSで発信し、話題となっています。
Fungibility is the only property of sound money that is missing from Bitcoin & Litecoin. Now that the scaling debate is behind us, the next battleground will be on fungibility and privacy.
— Charlie Lee [LTC⚡] (@SatoshiLite) 2019年1月28日
I am now focused on making Litecoin more fungible by adding Confidential Transactions. 🚀
健全に仮想通貨を利用する人が自分の買い物履歴を他人に詮索されないために必要とされるプライバシー。
DASHはこのプライバシーを守るための技術をすでに備えている仮想通貨です。