株探の人気コンテンツとなる北浜さんの以下の記事が面白かったので共有します。
上記記事に出てくる銘柄のうち、私が気になったのは「フジクラ(5803)」です。
フジクラ(5803)
1910年3月、藤倉電線護謨合名会社から電線部門を分離独立し創業された藤倉電線株式会社は現在112社の子会社と13社の関連会社によって以下5つの事業を展開しています。
- 情報通信事業部門:光ファイバ、光ケーブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等
- エレクトロニクス事業部門:プリント配線板、電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタ等
- 自動車事業部門 :自動車用ワイヤハーネス、電装品等
- エネルギー事業部門:電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線、被覆線等
- 不動産事業部門:不動産賃貸等
- その他 :新規事業等
前期業績および今期業績予想は以下の通りです。

主な顧客は北米企業の通信会社および電力会社へ光ケーブル・光配線部品等を提供しており、今後は生成AI需要に伴うデータセンター建設ラッシュによって需要増が期待されています。

フジクラの投資リスク
事業のリスクとしては円高や金利などの影響および景気に対して敏感に反応することに加えて、利益率が他のビジネスと比べるとそれほど良くはないということ。
端的に言うと、景気敏感株です。
2008年以降売り上げは右肩上がりで推移し、今期も過去最高売り上げを目指しますが、純利益はその間4回も赤字転落している状況となります(本業の営業利益は赤字ではありません)。



フジクラの将来性
株価は2024年10月19日終値時点で年初来+376%とかなり上昇していますが、次に期待されるのは「SWR」「WTC」という革新的な光ファイバーケーブルの技術です。
出所:フジクラ 2025年中期経営計画の進捗SWR(スパイダーウェブリボン)・WTC(ラッピングチューブケーブル)とは、簡単に言うと光ファイバケーブルを高密度化・作業効率化・コスト削減・環境への負荷軽減化をすることができる新しい技術です。
詳しくは以下の資料にてご確認ください。
SWR・WTC以外にも新しい技術開発に取り組むフジクラが、今後も続くであろう生成AI需要をどのように取り込み、シェア拡大に繋げていけるのかが投資判断の重要なポイントとなりそうです。
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