昨日の放送された「高市早苗経済安保相の自民党総裁選出馬会見」を見た私の感想としては、他の候補と比べて一人だけ次元が違うと感じました。
政策骨子の組み立て方に然り、「経済成長をどこまでも追い求める」「もう一度日本を世界のてっぺんに押し上げる」というワードセンスに然り、ここまで強く日本のことを考え抜いている候補は中々いません。
まだ会見動画を見られていない方、もしくは政策について改めて確認したい方のために高市氏の主な政策骨子をまとめてみました。
1. 大胆な危機管理と成長投資
「大胆な」という高市氏らしい言葉が使われるように、ここが政策の本丸とも言えます。
食糧安全保障の強化については、現在の食料自給率(カロリーベース)38%から100%を目指すために、以下の食糧問題改善につながる最新技術への初期投資を支援したいと主張しています。
- 作物の生育に必要な光、温度、湿度、二酸化炭素、栄養素などを人工的に管理し、効率的に農作物を栽培する「モジュール型植物工場」
- イカ、ブリ、大豆などの陸上養殖
- 高付加価値食材
エネルギー資源安全保障の確立
エネルギー自給率も低い日本ですが、これは100%目指すことが可能だと主張しており、具体例として以下の政策を考えているそうです。
- 2020年代後半:SMR(小型モジュール炉)・次世代革新炉へ投資
- 2030年:核融合に力を入れる
- 省エネ技術(冷媒適応技術、光電融合技術)の研究
- 国産資源であるレアアース(南鳥島)・レアメタルの採鉱から製造技術にも注力
国土強靭化
来年分まで策定されている防災計画を引き継いで、以降は最新の気候変動リスクおよび防災科学を活かした後継計画を作成していくとのこと。さらには社会インフラの復旧方針(優先順位)を策定することで災害時に起こりうる二次災害の予防にも努めると主張していました。
サイバーセキュリティ対策の強化
能動的なサイバー防御の法整備や復旧方針の策定に加えて、衛生量子暗号通信など宇宙産業にも投資をすることで社会インフラや新しい経済需要を巻き起こす考えのようです。
その他、以下にも注力するとのこと。
- 偽情報の検知・分析・評価の研究
- 重要インフラ事業者・全都道府県・自治体が参加するリスク点検演習を全国で実施
健康医療安全保障の構築
次のパンデミックや国難を想定し、薬やワクチンの原材料・生産ノウハウ・必要人材育成を国内で完結させるため、以下の事にも注力するとのこと。
- 先進的ながん医療
- スマートバイオ創薬
- 医療機器開発
- 再生細胞医療
- 遺伝子治療
- 認知症分野
- CBRNテロへの対策(ターニケットの整備など)
- 歯科検診を全国へ展開
2. 全世代の安心・安全
経済的な理由で進学、結婚、出産、介護離職、更年期等で社会活動をあきらめない社会、努力をした人が報われる社会を作るため、社会保障の不正利用は許さず、十分に働いて税金を納めた人が困ったときに社会保障制度を頼れるよう、社会保障制度を知ってもらうための教育プログラムを実施したいと仰っていました。
6. 自民党の属人的な会計処理の見直し
政党交付金制度など特定の幹部だけが使徒を属人的に決めているルールなどを撤廃し、ルールに則った規則性のある会計処理を目指すため総理大臣など特別職に関する給与も廃止する姿勢です。
所感
「国策に売りなし」という投資の格言がありますが、高市氏が総理大臣になることがあれば、これらの政策に関わる民間企業への投資は加速すると思われます。
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