今週末に東証から発表された「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について、株式非公開化されたとしても投資者の期待に応えた企業価値向上の実現を重視するとのことです。

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出所:JPX

これらの影響を受けて大手企業では政策保有株の売却や自社株買いなどが行われたりしているわけですが、時価総額が小規模である企業やPBRが高い企業ほど情報開示すらされていない or 出来ない状況のようです。

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投資家へのヒアリング結果では、企業が資本コストを公開しないままROE目標を保守的に開示されたり、無理やりROE8%の目標を掲げている企業、政策保有株の売却後に得た資金の用途を開示しない企業などもあるとのこと。

よって投資家は現時点で情報開示に積極的かつ結果を出している企業へ注力するとのことなので、今後もさらに企業間の格差は広がりそうです。

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新NISAでも大手企業の高配当株が人気ですが、今後も株主還元に積極的な企業に投資が集まり、投資が集まった企業が海外等で稼ぎまくる構造が想像しやすくなりました。

一方で中小企業もその波に乗って少しつづでも経営効率が良くなっていけば好循環が生まれる気がします。


またそもそもですが、他の国はさておき日本では私を含めてファイナンス知識に乏しい人が多い気がします。

そもそもROEとは何か?ROICとは何なのか?と疑問に思う社員が大半の中で、東証から急にROEを高めろ!と宣言されてもファイナンス知識に長けている経営層や人材がいなければ、その方針すら決められないというのが現状ではないでしょうか。

これから日本で働くためには益々ファイナンスの知識が必要不可欠となりそうです。

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