セブンイレブンを展開するセブン&アイHDはアリマンタシォン・クシュタール社から買収提案を受けていることを発表しました。
これらの関連報道により株価は1日で20%以上高騰、本日は10%下がって終値1,933円着地です。
上記は日足で下は5分足となります。
出所:kabutanアリマンタシォン・クシュタール(Alimentation Couche-Tard)とは、本社カナダを拠点として世界29ヵ国・地域でコンビニエンスストアとガソリンスタンドを展開するグローバル企業です。
企業の特徴としては2004年以降ほぼ毎年のように企業買収を繰り返しており、過去にもセブン&アイHDに買収提案をしたことがあるそうです。
出所:アリマンタシォン・クシュタールアリマンタシォン・クシュタールの時価総額は約8.4兆円
セブン&アイHDは約5.2兆円と買収するには少し規模が大きすぎるようにも思えますが、今後も続くであろう円安効果が追い風となって買収提案に踏み切ったのかもしれません。
買収は友好的?敵対的?
買収方法を大きく分けると「友好的企業買収」と「敵対的買収」に分けられます。
友好的な企業買収とは、双方の経営者や取締役会が合意の上で進められる買収のことで、買収後の企業合併ではシナジー効果が生まれるような組織改変や統合が行われやすく、従業員や顧客に重点を置いた経営がしやすくなります。
対して敵対的買収とは、買収される側の合意を得ずに公開買付け(TOB)や株主総会における委任状争奪戦で経営権を奪取する手法のことです。
敵対的買収のメリットとデメリットは以下の通り。
- <敵対的買収のメリット>
- 市場シェア、ブランド、技術や特許などを迅速に奪える
- 非効率な人材や事業および資産を抜本的に刷新できる
- 買収される企業の株価が上昇する可能性が高まる
- <敵対的買収のデメリット>
- 防衛策により買収コストが高くなる
- 買収後のシナジー効果を発揮しにくい
- ブランドイメージが損なわれるリスクがある
- 優秀な人材が抜けるリスクもある
- 顧客(ファン)が離れる可能性もある
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