新NISAでオルカン・全世界株投資が盛んとなっていますが、先月末より高配当利回りを目指すインデックス型の投資信託が誕生しました。
その投資信託の名前は「オールカントリー・高配当株(アムンディ・インデックスシリーズ)」
交付目論見書にあるファンドの特色をまとめると、以下の通りです。
- MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックス(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す
- MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス 高配当利回りインデックスとは先進国23ヵ国と新興国24ヵ国の株式で構成されるMSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスの中から、配当利回りの高い銘柄が抽出された指数です。配当利回りの高さだけでなく、配当性向、配当の継続性、ROE、負債/自己資本比率、収益の変動性などを勘案したうえで銘柄が選択されています。
- 組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。
- 年4回決算(原則として毎年2、5、8、11月の各20日、休業日の場合は翌営業日)を行い、収益分配方針に基づいて分配を行います。第1回決算日は、2024年11月20日となります。
- 購⼊時⼿数料 :なし
- 信託財産留保額:なし
- 運⽤管理費⽤(信託報酬):年率0.165%(税抜0.15%)以内
- NISA成長投資枠の対象銘柄です
高配当オルカンの組入銘柄数は438銘柄
組入銘柄数はオルカンと比較するとだいぶ少なくなりますが、VYMと比較すると日本や欧州の高配当銘柄も組み入れられています。
出所:アムンディ・ジャパン ⽉次レポート 2024年07⽉末オルカンとの比較
オルカンと比較するとGAFAMやNVIDIAなど配当が少ないビックテック株の組入比率が低くなる分だけ株価のパフォーマンスは低下します。
出所:MSCI1994年6月末時点からのパフォーマンスを比較すると、MSCI ACWI High Dividend Yieldの平均利回りは年率9.45%なのに対して、MSCI ACWIは年率8.09%となっており、ビックテックの時代が暗黒期に入ってしまうと、パフォーマンスが逆転する可能性もあります。
配当金を出すファンドですので、NISA枠を無駄に消費したくない若い投資家からすればデメリットですが、配当金を非課税で受け取って毎年の生活費を拡充したい、分散された高配当銘柄を保有したい投資家にとってはメリットが大きいかもしれません。
考えようによってはGAFAMなど成長著しい銘柄が組み入れられていないことから分散効果が落ちる可能性もありますし、ご自身の投資方針を十分把握した上でご検討してみてください。
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