以下のポストが話題となっていました。
東大の寄付の営業の方から資料を貰ったのだが、年間寄付金額の4分の1の相当額を株の損失で吹っ飛ばすという爆損運用で笑ってしまった。流石にこれは下手すぎるのでは。 pic.twitter.com/927auxAZSD
— yusuke koishi | 小石祐介 | KLEINSTEIN (@yuurat) June 19, 2024
リプ欄を見ても東大が運用するべきではないなど否定的な意見が散見されます。
ただ2022年の株式相場を見てきた人間からすると、年間-16%程度の評価損は決して悪い数字ではありません。
東大が運用する評価性資産総額は毎年60億円程度、うち10億円のマイナスとなれば運用パフォーマンスは-16.6%程度となるわけですが、株式市場の相場を代表する指数の年間パフォーマンス(2022年)は以下の通りでした。
- 日経平均株価:-9.4%
- TOPIX:-5.1%
- ダウ平均株価:-8.78%
- S&P500:-19.44%
- 上海総合:-15.1%
- SENSEX:+4.44%
日米中の株価指数はマイナス、今話題のNVIDIAやMicrosoftなどを含む米国株(S&P500)は2割近くも下げています。
インドの株式指数であるSENSEXも年末年始で見ればパフォーマンスはプラスですが、期中は下落局面があり、後半で持ち直した結果です。
いずれにせよ毎年の年間収支をプラスで終わるというのは、結構難しいことです。
投資は短い期間で儲けようとするほど難易度があがりますし、逆に数十年単位でプラスにする方が難易度が下がります。
今回の東大だけではありませんが、我々の年金ファンドGPIFもパフォーマンスがマイナスになった時だけ広く報道される傾向がありますが、大型ファンドほど中長期目線での判断が必要不可欠です。
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