北海道電力は前期(2023年3月→2024年3月期)にかけて過去最高の増収増益となっています。

北電:売上高
北電:営業利益
出所:IRBANK

業績を引き上げる主な要因としては、「資源(石油や天然ガス等)価格の低下」と「電気料金引き上げ」です。

北海道電力
出所:北海道電力

電気料金の見直しにより経常利益に対して+937億円、燃料費調達価格の減少については+1,016億円もの利益増となっています。

繰り返しになりますが、前期の営業利益が過去最高となる1,011億円、それ以前の最高益が537億円だったことを考えると、かなり強い決算です。


今期の業績予想

今期の業績予想は小売・卸共に販売量が減少、かつ燃料費収支の悪化、水力発電量の減少に伴う燃料費の増加により減収減益見通しとなっています。

北海道電力
北海道電力


燃料費価格が電力会社の業績を大きく左右するわけですが、2022年度時点では燃料費の高騰に大きく苦しめられ、その後燃料費は安定しているように見えます。

北海道電力
北海道電力


ガソリンや天然ガスなどの価格は地政学的リスクも関係してくるため、1年後の価格は正直読みづらい部分があり、予想よりも大きく下がることもあれば、逆もまた然りです。


原子力発電所の再稼働

石油や天然ガスなどの資源価格に業績が左右される状況を脱却するためには、外国から資源を調達するのではなくて、自国で電力を賄うための投資が必要となります。

その本丸の1つが、原子力発電の再稼働です。

北海道電力


今年3月の記者会見では2027年3月頃を見込んでいると答えた北海道電力の斉藤社長ですが、日本での原子力発電所に対する反発も強く、計画通りにいくかは未だ不明です。

原子力発電以外にも地熱や風力、バイオマスなどを使った発電にも取り組んでおり、2030年までに30万Kw以上の増産を目標としている状況です。

北海道電力
北海道電力


電気代の推移

以下は全国の電気代推移(総務省の消費者物価指数より抜粋)です。

電気代の推移


日本では1980年のバブル期以降から2010年までの電気代は右肩下がりで推移してきましたが、2011年の東日本大震災により福島原発が停止後、電気代はずっと上がり続けています。

電気代の推移


2020年以降の電気代を注目してみると、ロシアウクライナ侵攻による資源価格の高騰、および日米金利差によって生じる円安などの影響によって2021年以降電気代は高騰し続けました。

2023年以降は政府の電気代補助政策によって急激に下げられましたが、その補助金政策も今月で終了します。

さらには大手電力会社10社すべてで6月以降の電気代が値上がりします。



ななしさんのポストがわかりやすかったので引用させて頂きました。

電気代が上がれば節約意識も高まるでしょうから、電気代に限らずあらゆるものの需要が低迷して、デフレ体質の日本が加速してしまう危険性も考えられます。

電気代値上げが気にならないぐらいの賃金アップがあれば良いのですが、その実質賃金はプラスどころか2年連続マイナスという目も当てられない状況。。

実質賃金
出所:日経新聞


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