円高になると儲かる会社ってパッと思い浮かんだりしますでしょうか。
円高になって儲かる会社とは、海外から日本へ原料や既製品などの商品もしくはサービスを輸入する企業、海外仕入高比率高い企業です。
日本全体でどんな製品を輸入しているのかは、以下の表を見るとわかります。
出所:財務省少し見づらいので、直近の3年だけに絞ると以下の通りです。
最も多く輸入している製品は原油や天然ガス、石炭などのエネルギー資源となります。
ここからは連想ゲームですが、エネルギー資源を多く利用する企業は「電力会社」となります。
電気を作るには大量のエネルギー資源が必要となりますから、海外からエネルギー資源を仕入れて発電所を稼働し、電気にかえて各家庭や企業へ電気を供給するのが電力会社の役割です。
円高となるだけエネルギー資源を安く仕入れられるため、電力会社にとっては円高はとてつもなく大きなメリットを生みます。
他にもエネルギー資源を使う企業は航空会社などがありますが、さらに連想ゲームの想像を膨らませると、電気を大量に使う企業にとっても円高はプラスの恩恵を与えてくれます。
絶えず機械を動かしている製造業や冷蔵・冷凍を必要とする物流倉庫、電気の力で人や貨物を運ぶ鉄道会社、その他全国にビルや商業施設を持つ企業など、国内で電気を大量に消費する企業にとっては円高がプラスとなる側面があります。
円安で儲かる業種
財務省の輸入品目推移を見直すと、エネルギー資源に次に輸入額が多いのは医薬品、次いで半導体部品、通信機などが続きます。
医薬品に関しては薬価が定められているため円高の恩恵をダイレクトに感じるのは難しいかもしれませんが、通信機(スマートフォン)に関してはiPhoneの販売価格が急激に上がっている背景などを考えると、円安のデメリット(円高のメリット)を感じやすいはずです。
円安で儲かる業種2
衣料品も輸入額の多い品目に入ります。
人件費の安い国外地域で大量生産体制を保有するユニクロやワークマンなど、衣料品企業も円高のメリットを受ける企業です。
ただユニクロに関しては販売拠点に関しても海外展開しているので、円安のメリットもありますが、ワークマンなど国内販売を主軸とする衣料品店に関しては、円高のメリットを受けやすくなります。
少しでも参考になりましたら、ブログ村をポチッと押してね(。・ω・。)ノ
にほんブログ村
使えばお金が貯まる神アイテムを以下の記事でご紹介。
早く取り入れるほど貯蓄効果が高くなるものばかりなので、気に入った商品は早めにGETして下さいね