漢方薬の最大手であるツムラ(4540)が昨日の本決算にて、今期大幅増となる業績予想と増配を発表しました。
出所:ツムラ当期純利益は前年度比+70.6%の285億円となる見通しです。
増減要因としても最も影響が大きいのが、薬価改定による影響にて+270億円の増益が見込まれています。
医薬品と同様に生薬も継続的に使われる傾向があり、インフレに併せて薬価が上がったからといって薬の使用を停止する顧客が増えるとは考えにくいビジネスモデルです。
特に日本はそうですが、世界的な高齢化にともなって薬を必要とする人も増える傾向にありますし、米国など漢方にまだ馴染みのない文化圏においてもエビデンスや当局の承認が下りることがあれば、さらなる普及が見込めるかもしれません。
私自身は漢方を使用したことはほとんどありませんし、知識も詳しくはありません。
ですがツムラの年間売上が1,500億円規模もあることを考えれば、日本では漢方の使用はある程度普は及しているんだと思われます。
ツムラの売上全体の8割強は国内における医療用漢方製剤(医療用の他には一般用漢方があります)です。
特に高齢者関連領域(認知症、心不全、フレイルなど)、がん領域、女性関連領域が重点課題となります。
どうしてもエビデンスを気にしてしまう人にとっては「漢方って本当に効くの?」という疑問が残りますが、人体ってまだまだわからないことが多いので、これから生成AIなどのテクノロジーによって創薬技術が発展していくとともに、エビデンスが明らかになれば、漢方ビジネスが盛り上がってくる可能性もあるかもしれません。
ちなみに、今期の配当は前期から+51円増となる136円を目指します。
昨日終値(3,692円)で配当利回りを計算すると、3.68%と高配当です。
少しでも参考になりましたら、ブログ村をポチッと押してね(。・ω・。)ノ
にほんブログ村
使えばお金が貯まる神アイテムを以下の記事でご紹介。
早く取り入れるほど貯蓄効果が高くなるものばかりなので、気に入った商品は早めにGETして下さいね