半導体の検査装置や医療機器などに使われる画像処理モジュールを開発・製造・検査まで一貫して行うアバールデータ(6918)について調べてみました。
今週末の終値時点での株式指標は以下の通りです。
- PER:5.9倍
- PBR:1.51倍
- 配当利回り:5.95%
- 配当性向:35%
- 時価総額:395億円
割安株ではあるものの2020年度3月期の売上高78億円に対して、前々期2023年3月期は143億円と過去最高額の売上を達成しており、前期2024年3月期に関しては130億円の売上が見込まれています。
アバールデータの事業は主に半導体製造装置関連が全体の半分を占めていますが、それ以外には画像処理モジュールや計測通信機器などでそれぞれ年間20億円程度の売上を見込まれています。

ディープラーニングやAIブームに乗って画像処理技術の需要は上がっていますし、以下の項目においても画像処理の必要性は増していくと考えられます。
- 半導体の製造・検査
- CTやMRI(医療機器)
- 錠剤検査
- ロボット制御
- 自動運転
- ETC・トンネル検査
- 鉄鋼検査
- 食品検査
- AI(ディープラーニング)
2023年度3月期に達成した過去最高売上高を次はいつ更新するのかに注目です。
アバールデータの投資有価証券売却益
アバールデータは2023年度3Qと2024年度3Qまでの経常利益が18億円程度となるものの、純利益はそれよりも20億円から30億円近い利益が2期連続で発生しています。

これは保有している有価証券の売却によるものです。
決算短信から投資有価証券売却益を抜粋。
<投資有価証券売却益>
2023年度3Q累計:5,154,548千円
2024年度3Q累計:3,494,708千円
2023年6月に提出された有価証券報告書を見ると、特定投資株式としてレーザーテックの株式を26万株(約60億円)、イソールの株式を80万株(約6.7億円)などを保有していた状況ですので、そのうち政策保有目的が薄い案件などを売却処理したと考えられます。

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