S&P500のセクター(業種)別成長率を見ると、ここ10年の株価は情報技術セクターだけが圧倒的に成長していることがわかります。

セクター成長率
出所:fidelityのデータを筆者が加工

直近10年という期間において、S&P500の成長率が+173%(2.7倍)なのに対して、情報技術セクターは+525%(6.2倍)も成長しており、次いで成長率の高いセクターが一般消費財セクター(+173%、2.7倍)です。

1位と2位のセクター成長率があまりにも離れていることに加えて、10年間という短期間とはいえない期間で継続的に情報技術セクターが成長したことを考えると「運良く成長した」というより「構造的に成長する仕組みになっていた」と考える方が自然かもしれません。


既存産業の代替えになった

情報技術セクターが構造的に成長可能だった要因を考えると、いくつかありますが、その1つには「既存産業の代替えになったこと」があるはず。

たとえば、2007年に登場したiPhoneは携帯電話の代用になっただけでなく、パソコンの代用、カメラの代用としても使えるようになりました。

Microsoftはクラウドサービスでデジタル化を加速させたことであらゆる既存産業駆逐していきましたし、NVIDIA、オラクル、セールスフォース、インテュイットなども既存産業に置き換わるサービスとして圧倒的な便利さで効率よく展開していったからこそ、巨大な成長を遂げていったと思えます。


この流れは、今後も続く気がしてなりません。

テスラが自動運転でタクシー産業やガソリン車業界を刷新させたり、NVIDIAやIBMが提供するAIサービスが今ある既存産業を破壊していく未来は容易に想像できる気がします。


便利かつ低コスト

テクノロジー産業の強みは便利であることに加えて、低コスト化されることが大きな魅力です。

たとえば、生活必需品セクターのAmazonが提供するKindle本は紙の本より嵩張(かさば)らないだけでなく、安い価格で同じ情報を手に取ることが大きな魅力です。

アドビの動画編集ソフトも買い切りだと高額な価格となりますが、月額課金であれば毎月の給料からやりくりすることができるため、低所得であっても手に取りやすく、大きく広まっています。

低価格であることはビジネスとしては非常に強く、ライバルや既存産業を壊していく方法として最強の武器となります。


Nasdaq100はS&P500を超える?

情報技術セクターおよびテクノロジー企業が今後も成長し続ける未来を想像するならば、今後S&P500のパフォーマンスよりもNasdaq100の株価が大きく成長する未来も考えられます。

S&P500とNasdaq100
出所:Google Finance

Nasdaqは既存産業の1つである金融セクターを含まず、GAFAM、NVIDIA、テスラの組み入れ比率が高くなるため、ハイリスク・ハイリターンが期待できる投資先の1つです。

自分の資産をどのセクターに分散させるのかは投資家次第ですが、意味のないところに分散させすぎないようにも気をつけたいはず。


ブログ村をポチッと押してね(。・ω・。)ノ

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


貯金したいなら今すぐ買って!お金が貯まる神アイテム

使えばお金が貯まる神アイテムを以下の記事でご紹介します。


早く取り入れるほど貯蓄効果が高くなるものばかりなので、気に入った商品は早めにGETして下さいね