レバナスとは
レバナスとは、大和アセットマネジメントが提供する「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の通称です。
主な商品(投資信託)の概要は以下の通りとなります(2023年12月29日時点)。
- 設定日:2018年10月19日
- 基準価格:33,323円
- 純資産総額:2,576億円
- 購入手数料:2.2%
- 信託報酬:0.99%
- 運用方針: NASDAQ100 指数(配当込み、米ドルベース)の値動きの2倍程度となることを目指す。
レバナスの構成銘柄
Nasdaq100ETFとなるQQQを参考に構成銘柄の地域を見ると、米国株への全力投資であることがわかります。

セクター別に見れば、情報技術(テクノロジー)セクターへの投資です。

個別の構成銘柄の比重を見ると、上位10社で全体の45.9%、上位20社で全体の62.2%を占めています。

GAFAM、Tesla、NVIDIAへの投資比率を高めたい投資家にとってNasdaq100は投資候補として上がるはず。
さらにレバレッジの効果を十分に理解することでレバナスへの投資判断もしやすくなると思われます(判断がしやすい = 投資しやすい、ではありませんので要注意です)。
レバナスの運用実績

コロナショック(2020年3月)や2022年の下落相場ではレバレッジが効いてないNasdaq100より下回る場面が多々ありますが、全体を通してみると大きくアウトパフォームしている場面も確認することができます。
S&P500や楽天レバナスと比較した投資シミュレーションについて知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
参考記事:レバナス一括投資&積立シミュレーション
レバナスの今後1
レバナスの今後の見通しを測る上で最も大切なのが、Apple、Microsoft、Alphabet(Google)、Amazon、NVIDIA、Meta、Tesla、この7社の動向です。
これらの株が下落するようなことがあれば、レバナス投資家は死亡します。
逆に上がれば天国行きです。
明暗を決めるのは、以下の要素です。
- それぞれの決算発表
- 金利の動向
- 失業率など経済の動向
2024年以降の見通しとしては悪くないような気もしますが、金利や経済の動向によっては株価が停滞する可能性もありますし、必ず上がるとも言い切れません。
さらに上記の大手テックが成長するほどポートフォリオ全体を占める割合が大きくなり、今以上に大手テックに依存した投資先と変化していきます。
株価が成長するほどに株価暴落に遭遇した際の下落率が大きくなることを覚悟しておかなければいけません。
レバナスの今後2
レバナスの今後を予想する上で忘れてはいけないのが、レバレッジの特性です。
金融庁が公開する資料では、株価が上下に変動した場合(例①と例②のパターン)の最終損益はレバレッジをかけてない現物取引の方が損失が少ないとを主張しています。
参照元:金融庁レバレッジ取引とは、株を借金をしてリターンとリスクを大きくする投資手法です。
株を借りる分だけ手数料は大きくなりますし、特定の価格帯で株価が上下を繰り返すレンジ相場では不利に働きます。
今後そのようなレンジ相場に入ってしまうと、レバナスの効果は思うように発揮されませんし、そのような相場で利益を待ち続けるには相当な忍耐力が必要となりますので、注意が必要です。
レバナスの今後3
レバレッジ取引は長期のレンジ相場もしくは下落相場を繰り返すと、その後の上昇相場に遭遇しても資産形成が長引く可能性があります。
以下は日経平均でレバレッジ2倍と3倍の投資をシミュレーションした結果ですが、最初の12年間程度続く下落相場の影響で、その後の資産形成にレバレッジが足枷となっていることがわかります。

このような長期の弱気相場に遭遇してしまうと、レバナスは不利となってしまいますので、今後どのような相場を想定するのか、投資判断は慎重に行うべきと思われます。
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