家庭の金銭学に記載されているジャックとジルの有名なエピソードがあります。
その話から得られる教訓は「投資は出来る限り早く始めた方が有利である」ということです。
ジャックとジルのエピソード
ジャックとジルの話を整理すると、以下の通りです。
- ジャックは18歳から26歳までの8年間、年間50万円ずつを投資
- ジャックが投資した資産はその後、65歳まで放置
- ジルは26歳から65歳までの40年間、年間50万円ずつを投資
- 毎年の投資リターンは二人とも年率10%とする
- 65歳時点でのジャックの資産は2.8億円となる
- 65歳時点でのジルの資産は2.4億円となる
- 65歳時点での二人の資産差は4,000万円ともなる
- ジルは40年間同額(投資元本で言えば5倍の額)を投資し続けても、若いうちから投資をしたジャックには叶わない
一般的なイメージとして8年間投資するよりも40年間も投資し続ける方が運用資産もリターンも高くなるはずだと思い込みやすいですが、若い時の8年間に加えて、その後も株価の成長を受け続けることの凄さを改めて教えてくれている気がします。
投資において「早く始めること」「長く続けること」この二つに勝る投資方法はないのかもしれません。
ひっかかる点
上記の話にはちょっとだけひっかかる点があります。
1つ目は株価暴落の影響を考慮していないということ。
48年間も投資し続けるのであれば、数回以上は株価が暴落してもおかしくありません。
2000年以降であればITバブルやリーマンショックが起きているわけですから、そういう期間を含めればもしかするとジャックよりジルの方が資産が増えていたのではないかという懸念も生まれます。
そしてもう1つの懸念は、年利10%が高すぎた設定ではないかという問題。
ジルの方が投資元本は大きいわけですから単純にリターンがゼロ(貯金と一緒)であれば、ジルの方が資産は大きくなります。
過去の複利で投資検証
この2つの懸念を解消するために実際の過去のリターンを使って検証してみたいと思います。
検証条件は以下の通りです。
- 1976年から2023年までのS&P500のリターンを採用
- ジャックとジルの年間投資額は$5,000に設定
- ジャックは1976年から1983年までの8年間投資
- ジルは1984年から2023年までの40年間投資
上記の条件での投資を検証すると、答えは以下の通りとなります。
2023年の終値時点でジャックの資産額は$1,746,094となり、ジルの資産額は$1,518,485です。
二人の差は$227,610
日本円にすると、現在のレートで3,289万円程度の差となります。
実際の計算でもジャックの投資はジルを大きく上回ったわけですから、あらためて二人の話から学べる意味があったと言えるはず。
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