長生きする上でお金の問題は切っても切り離せません。
というか今後の日本で暮らす以上、老後はお金との戦いになると思っています。
そんなことを考えていた時にビッタリの記事を発見しました。
👉60歳でリタイアしても大丈夫な人|条件3つ(氷河期ブログ)
いつもお世話になっているななしさんの上記記事を読んで改めて大事な考えだなと思ったのが、「収入>支出」という状態をいかに長く続けられるかということです。
税金や社会保険料は上がるし、物価も上がり、年金もおそらくは今より大分少なくなっているはず。
そんな中で満足な支出ができるぐらいの収入を稼ぎ続けるのは難しくなっています。
ななしさんのブログでも3つの条件に対して「とりあえず一番目からクリア不能でした」と書かれていますが、そうなる人がほとんどですよね。
早期リタイアが難しい理由
「収入>支出」が維持できなくなる最大のボトルネックは何だろうと考えていたのですが、それは年齢と収入の推移の中に答えが隠されている気がします。
以下は令和4年度の民間給与実態統計調査にある年齢階層別の平均給与ですが、55歳から59歳をピークにして年間給与額が右肩下がりになっていることが分かるはずです。
出所:国税庁年齢を重ねるごとに収入が死ぬまで上がり続ける(もしくは年収が下がらない)のであれば老後問題は秒で解決しますが、実際には60代を迎えると平均的に年収が下がり続けます。
下がり幅は千差万別で少ししか下がらない人もいれば、病気など十分に働けるほどの健康をもっていなければ無収入となる人もいるはずです。
ですから老後問題は60代以降で下がる賃金をいかに下げないか、もしくは横ばいを保つかという問題とも言い換えられます。
老後の収入を下げない方法
老後の収入を下げない方法として有効なのが、株式投資だと思っています。
株式投資のメリットは以下の通り。
- 株式には年齢に応じて収入が下がる特性がない
- 人間よりも寿命が長い
- 運用期間が長いほどリスクとリターンが増す
- 配当金や株主優待を得られる
年齢とともに減っていく労働収入に対して、株式投資で得られる収入(配当金や売却益)は増え続ける可能性があり、長期で運用するほど労働収入を補完してくれる割合が大きくなります。
たとえば先日ブログで書いた米国高配当ETF「VYM」の長期投資をシミュレーション結果を引用すると、17年間の配当金は右肩上がりで上がり続けています。
関連記事:新NISA:VYM投資のシミュレーション結果を検証今年5月にシミュレーションしたNTTへの投資でも同様に右肩上がりになる結果が得られました。
関連記事:新NISAで配当額と再投資効率がアップ!NTT積立投資のシミュレーションこのように株式投資の力を利用することによって右肩下がりになる労働収入をいかに早く対策するかが、老後問題を解決する糸口となるはずです。
60歳以降でも楽しく働き続けられる職場や副業を見つけるか、もしくは株式などの資産運用で労働収入を補填するなどの対策は早ければ早いほど効果があると思います。
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