新NISAでVYMへ投資することを想定し、過去の株価で資産推移をシミュレーションしてみようと思います。

当たり前ですが、あくまでも過去の株価を利用するため未来の結果を保証するものでもありませんし、同じような結果になる確率は高くはないと思われますので、その点だけは要注意です。

シミュレーションの諸条件は以下の通りです。

  • 毎年1月に120万円を投資
  • 11年目以降は投資額がゼロ
  • 基準価格や配当実績は2007年1月から2023年11月時点までを採用
  • ドル円も当時のレートを考慮
  • 税金は配当益の10%(外国税)のみ
  • ETF取得にかかる手数料もゼロ円で計算

上記を考慮した資産推移が以下の通りとなります。

VYM


1年目の年間配当額は外国税の10%を差し引いた税引き後の利益で27,509円(約3万円)となります。

ご存知かも知れませんが、NISA(非課税制度)では日本の税金は非課税でも海外でかかる外国税に関しては非課税とはなりません。

👉【関連記事】悲報:米国株は新NISAで課税される事実


2021年(投資開始後15年目)には年間配当額が税引き後で110万円を超えてきます。

2022年以降の相場では基準価格が下落していますが、急激な円安相場によって資産評価額が増えているように見えます。実際はドルを基準にして考えるとマイナスとなっていますので、その点は要注意です。

2023年11月(投資開始後17年目)で資産評価額が約4,030万円、年間配当額(2023年はまだ3回分のみの計算)が84万円となるのは、かなり良い投資結果だと思われます。

あくまでもシミュレーションですが、今後も楽しみですね。


最速でVYMに投資すると

株クラの中には投資枠を最速で埋められる入金オバケの方々も多いと思うので、成長投資枠240万円ずつVYMへ投資した場合の結果もシミュレーションしてみました。

VYM


総投資額が同じ1,200万円なので、それほど大きく変化ではないかもしれません。

2023年11月時点での資産評価額は4,727万円となり、年間120万円ずつ投資した場合と比較すると700万円ほど多いという結果ですし、2023年の配当額は+15万円ほど多くなってます。

2007年から2011年はちょうどリーマンショックが起きて絶好の投資タイミングだったということもあり、上記のような差につながったと考えられます。

今後一括投資と積立投資の差を予想する際は、もう少し差が小さくなると見積もる方が良さそうです。

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