レオス・キャピタルワークスの藤野英人氏によれば、日経平均株価が高くなる要因は複数あると言います。
レスネガティブ
米国や欧州の金利政策、中国は景気が悪いなど株式市場にとってネガティブな状態が多く、逆に日本はそれらの要因が少ない状態(=レスネガティブ)にあるということです。
日本企業の体質変化
もう一つの要因は、一橋大学教授の伊藤邦雄氏による「伊藤レポート(2014年8月公表)」をキッカケにして日本企業は少しずつ経営の体質を変えてきた背景があります。
伊藤レポートには6つのメッセージがあります。
- 持続的成長の妨げとなるレガシーとの決別
- イノベーション創出と高収益性との同時実現
- 企業と投資家による協創で持続的価値の創造
- 株主資本コストを上回るROEの実現
- 企業と投資家による共創につながる対話の実現
- インベストメント・チェーン変革
その2014年から続いた少しずつの変化を世界的に有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏に2023年に気づいてもらえたことで海外投資家へ日本株の良さが広く伝わり、株価が上がっていく要因の1つになり得たわけです。
日経平均株価が10万円を超える?
藤野氏は少なくとも日経平均株価が10万円に到達する可能性があると指摘しています(具体的な時期は明示していませんでした)。
ただし、それはインフレが大きくなっている世界であり、今後も日本のインフレは止まらないとのこと。
足元では物価高により実質賃金が16ヶ月連続でマイナスとなっている状況ですし、株価が上がってもインフレが起きているのであれば実質的な豊かさはほとんど変わらず、日本株は資本力のある海外勢に買われて日本人は貧しいままとなりそうです。
株価が上がる要因がスタグフレーション(悪いインフレ)とは、悲しすぎます。
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