首相官邸の月例経済報告によると、日本経済は回復傾向にあるとのこと。

いや、無理があるだろ。。


以下のデータを見て「雇用・所得環境が改善する下で」と判断できるでしょうか？

首相官邸
出所：首相官邸

実質GDPはコロナ前の最高値となる557兆円を1％も上回ってない状況で経済が回復しているとは言い難いです。

首相官邸


他の先進国と比較すればGDP成長率は30年間ずっと横ばいで、成長なんてしてません。

GDP
出所：itmedia

GDPの内訳を知っている人なら理解が早いですが、日本のGDPが成長しているのは個人消費以外の部分です。

    GDP = 個人消費 + 民間投資 + 政府支出 + 純輸出

これまで増税に増税を重ねてきた結果、日本の税収は右肩上がりで推移しています。

税収の推移
出典：財務省

税収が増え過ぎれば個人消費が減り、財政支出は年金や福祉で日本の高齢者へ回り、若者はどんどん税金に苦しめられていくのです。

直近では海外の景気回復とインバウンド需要および日本の購買力低下の下、純輸出（= 輸出 - 輸入）も伸びてます。


GDPの指標で最も成長させなければいけないのが個人消費支出ですが、直近のデータではコロナ前を回復していません。

首相官邸


個人消費支出が右肩上がりで推移しなければ国民は経済が回復しているとは実感できませんし、経済を回復させるには減税が必要不可欠です。


ツッコミどころ満載のツイートでしたが、首相官邸の「経済は回復している」という内容に騙されないよう注意していきましょう。

むしろ日本経済は今崖っぷちギリギリ。このまま進むと奈落の底に落とされる一歩手前ぐらいのイメージです。


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