総務省が公表する一世帯あたりの家計消費支出を見てみると、2000年時点では年間支出380万円程度だったのに対して、2022年末時点では349万円にまで減少しています。

30万円と言ったら1ヶ月分の給料に相当する額なので、結構な節約を強いられている気がしますね。
リーマンショックが起きた後の2011年では339万円となり、コロナが起きた2020年では333万円にまで支出が落ち込んでいます。
どんどん貧しくなっている日本ですが、特にどんな支出項目を減らしてきたのかを今回はご紹介していきます。
20年間で最も節約した支出
20年間で最も節約してきた項目は「衣料品(被服及び履物)」です。

節約思考が加速したことはもちろんですが、ユニクロやZARAなどのファストファッションが拡大したこと、リユース事業を展開する企業が増えたことなどを背景にして低単価かつ高品質の衣類が市場に流通してきたことが背景として挙げられます。
その他に分類されるような無駄な支出が30%程度も抑えられたこととと子供の教育機会が奪われ続けていることも支出が減っている要因です。
ちなみに日本では小学生の3人に1人が習い事や旅行ができない状況です。
そして親の年収は子供にも連鎖する可能性が高く、この問題は結構深刻です。
20年間で消費を増やした項目
逆に20年間で支出が増えたのは、診療代や入院費などが含まれる保険医療費です。

健康寿命などは伸びているものの少子高齢化によって全体の占める医療費が高騰している背景が伺えます。
当ブログでも何度もお伝えしてますが、運動をしたり歯科などの定期検診を利用することで健康な体を保つことが最大の支出削減となります。
肥満による生活習慣病や糖尿病などには十分注意が必要です。
日本全体の家計支出を通して自分が支出をを抑えるべき項目と節約し過ぎていた項目などを見直すキッカケにして頂けると嬉しいです。
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