日本のサラリーマンの給料(手取り)は1997年と2020年を比較すると71万円も減り、税金や社会保険料などを含めた国民負担率は1970年代には25%以下でしたが、現在では50%近くまで上がってきています。
実質賃金は30年間横ばいなのに対して、税金は上がり続け、日本のサラリーマンの貧困化は激しくなるばかりです。
これらについて、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
株式投資は「お金がなければ意味がない」というイメージがある人も少なくないですが、実際は100円から優良銘柄に投資可能で、少額投資こそ今の常識です。
株式投資こそ貧者が逆転するための最大武器となる1
1つめはフランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書である「21世紀の資本」に書かれている理論です。
「r > g」で分かる方もいると思いますが、簡単に説明すると資産を持つ富裕層と資産を持たない貧困層の経済的格差は時代とともに拡大スピードが加速していくという主張になります。
これは膨大なデータをもとに裏付けされた理論であり、米国など先進国のデータを見ても明らかです。
ここに私が付け加えたいこととしては、昔は不可能でしたが2023年現在では世界中の優良銘柄に分散された投資信託を100円から買える時代となっています。
貧しくっても資産(r)を持てる時代です。
テクノロジーの進化によって株式投資を始めることのハードルはかなり低くなっているという現実を多くの人に知ってもらいたいと思います。
株式投資こそ貧者が逆転するための最大武器となる2
2つ目は貯金ばかりしていた日本人とリスク資産への投資に積極的だった米国人の家計資産の推移が教えてくれます。
日本の家計は貯金が半分以上しめていたため、家計資産は41年間で5倍にしか増えていません。
出典:日本証券業協会ですが米国では同じ期間で15倍にもなっています。
この要因は単純で株式などのリスク資産へ投資をしたからです。
もちろん401kという税制があったり、会社の福利厚生として給料と会社の利益の一部を自動で積み立ててくれる(しかも売却時は非課税)制度があったからとも言えますが、日本ではNISA制度が始まっている今でも貯金を保有し過ぎているため、ずっと貧者のままとなる可能性が高いです。
株式投資こそ貧者が逆転するための最大武器となる3
3つ目の理由は投資がインフレヘッジになるということです。
ドルや円の価値は通貨発行量(マネーストック)が増え続けるため、長期的には1枚あたりの価値が下がっていく仕組みです。
対して株式は過去200年間で価値が233万倍まで成長しています。
出典:株式投資の未来現金を持ち続けているとその価値は1年間ではほんの少ししか減りませんが、数十年単位で見ると現金の価値は大きく確実に下落します。
逆に株式は短期的には大きく下落することがあっても、長期的には少しずつ成長してくれるという真逆の性質を持っています。
仮に毎月1万円ずつ貯金する人と1万円ずつ投資をする人の資産を比較すれば、長期的な資産は投資をしている人の方が圧倒的に大きくなります。
過去記事で毎月貯金3万円と投資1万円どっちが貯まるかを検証したことがあるので、どのぐらいの資産差になるのか、よろしければ資産推移を確認してみてください。
以上、株式投資こそ貧者が逆転するための最大武器となる理由を3つ解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
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