楽天証券トウシルにて、山崎元氏が考える分離定理が書かれた記事を発見しました。
分離定理とは「投資の意思決定は以下の2段階で行われるべき」という考え方です。
- 1. 最適な投資先(リスク資産)は投資家のリスク許容度とは無関係である
- 2. リスク資産と安全資産の割合は投資家のリスク許容度と関係する
記事の中で私が特に参考になった箇所は以下の部分です。
世の中には、顧客に資金使途を意識させる運用商品が多数ある。また、証券などのセールスにあっては、顧客の運用目的を資金使途のレベルまで考えて商品を勧めることが好ましいとの通念がある。米国では、顧客の人生目的と運用をリンクさせる「ゴールベースド・アプローチ」と呼ばれるセールス手法(資金管理の方法と言うよりもセールス手法と考えるのが適当だ)が流行っているようでもある。
これらは、顧客がシンプルで正しい(当然ローコストな)運用にのみ目を向けるようになると、手数料の高い商品が売れなくなるので、そうした事態を避けるために、金融・運用業界が顧客の目先を変えるために用意している「過剰なストーリー」であるように思う。
分離定理を再度考え直すと、資産運用で形成された資金は老後生活に費やしても良いし、万が一の入院費用でも子供の養育費に充てても構いません。
山崎氏の言葉を借りるなら「お金の使途は後から決めることが出来る」ので、使用目的と投資のポートフォリオは無関係です。
ですが、世の中の金融会社は「過剰なストーリー」を組み立てて、私たち投資家に手数料の高い投資商品や不利な保険などを売りつけてくる慣習を持っています。
ここがまさに共感できる部分です。
繰り返しになりますが、投資目的とリスク資産のポートフォリオは無関係であるにも関わらず、あたかも関係があるような話をして無意味な投資商品を売りつけてくる投資の専門家や詐欺師が世の中にはたくさんいるということになります。
この記事を読んだ人は、そういう人に騙されてはいけません。
もし今後「あなたの目的に合った最高の投資を紹介します」という文句で近づいてくる人、もしくは投資広告などがあれば、それは避ける対象だと認識しておきましょう。
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