一般的に相場にはサイクルがあると言われています。

セクターローテーション
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上記のように金融相場、逆業績相場のような分け方をする考えもあれば、景気後退(Recession)、回復期(Recavery)と分ける考え方もありますが、基本は同じです。

今回は1960年以降7回起きている景気後退(Recession、逆業績相場)において、最も株価が下がらなかったS&P500のセクターを紹介します。


それが以下のグラフに記載があります。

S&P500
出典:visualcapitalist

ちょっと見ずらいので、テキストで抽出すると以下の通り。

    S&P 500 Sector / Average Period Return
    Consumer Staples / 1%
    Utilities / -2%
    Health Care / -3%
    Energy / -4%
    Consumer Discretionary / -12%
    Materials / -12%
    Financials / -13%
    Industrials / -15%
    Technology / -20%
    Real Estate / -22%

過去7回の景気後退期(Recession)において、最もパフォーマンスが良かった(唯一パフォーマンスがプラスだった)のは、生活必需品セクター(Consumer Staples)でした。

Consumer Staplesで現在時価総額上位の銘柄は以下のような銘柄が並びます。

Consumer Staples
出典:finviz

Teslaは株価変動が激しいイメージしかありませんが、意外とこういう場面では回復が早いというか逆境に強い側面がありそうです。

一般的に生活必需品や医薬品(ヘルスケア)などは景気が悪くなっても「買わなければ生きていけないもの」として認識されているので、株価が下がりにくいという考え方もあります。

いずれにしろ過去の結果ですので未来が必ずそうなるとは限りませんが、知識の1つとして取っておいても損はないはず。


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