前回の記事で驚異的な株価成長率を遂げた米国株の紹介記事がとても多くの方に見て頂けましたので、今回も2000年以降株価を大きく成長させた米国株を紹介していきます。
記事を御覧頂く際に気を付けてほしいことは、紹介する銘柄の実績は過去のものであって、将来の株価成長を約束するものではありません。
今日まで大きく成長しているからと言って、今後も同じように成長すると安易に考えてしまうと、大切な資産をなくしてしまう可能性があります。
本記事はあくまでも次の投資のヒントとなればと考えているので、投資判断をされる際には慎重にお願いいたします。
株価が446倍になった米国株
今回紹介する銘柄は2000年から23年間で株価が446倍、ドル円レート(105円→140円)を加味すれば594倍となった「オールド・ドミニオン(ティッカー:ODFL)」です。

オールド・ドミニオンとは、トラックを使った小口輸送を北米地域で展開する貨物輸送会社です。
特徴の1つとしては、価格が他社と同等水準にも関わらず圧倒的なサービス品質の高さが強みとなっています。
クレームの割合は2002年時点で収益の1.5%程度でしたが、2022年では0.1%まで低下しており、サービス品質の高さが伺えます(13年連続でMastio Quality Awardを受賞しています)。

サービス価格についても認知度の拡大とともに定期的な値上げに成功しており、需要の強さを物語っています。

最後の特徴としては、取引の99%が定期輸送であること。

一時的な取引ではなく毎年同じ量が発生するので収益が安定し、毎年ほぼ確実に売上高が過去最高を更新します。
売上が下回ったのはリーマンショックが起きた2009年と2020年のコロナショックの時だけです。
それ以外の年においては毎年売上成長率がプラスとなり、これほど安心して見ていられる企業は多くはありません。
他にも強みを上げるとすれば、以下の通りです。
- 取引の7割が翌々日までに出荷される
- 借金は総資産の2.6%しかない(2023年3月31日時点)
- 従業員の賃金と福利厚生が充実している
- 労働組合がない
結果として売上と利益に応じて株価も大きく成長し、2000年時点では$0.94だった株価も2023年7月26日終値時点では$420となっており、その差446倍です。

驚異的な株価成長をする裏には強いビジネスモデルと右肩上がりの売上、利益が必ず隠されていることがほとんどです。
これらのパターンを知ることで次の強いビジネスを見つけた際には、過去の事例がヒントとなる場合もあるはず。
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