著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイのポートフォリオの変遷を見てみると、保有銘柄はたった3つのセクターに集中していることがわかります。
金融セクター
1つ目は金融セクターです。
出典:whalewisdom具体的な銘柄で言えば、BAC(バンク・オブ・アメリカ)、AXP(アメリカン・エキスプレス)、MCO(ムーディーズ)が保有割合の高い金融株として挙げられます。
金融株は既に成熟している業界ではありますが配当利回りが高く、安定した業績を出しやすい銘柄が多く揃っています。
ただし、世界経済や景気動向に左右されやすく不況時にはリスクが高くなりますが、長期的に世界経済が大きくなるほど投資妙味があるセクターです。
バークシャーが金融セクターで利益を上げ続けたのは、長期で株を保有し続けたことだと思われます。
保有割合を見ても常に20%以上を維持しており、長期的に保有していることがわかるはずです。
生活必需品セクター
2つ目は生活必需品(Consumer Staples)です。
保有割合の高い銘柄はKO(コカ・コーラ)、KHC(クラフト・ハインツ)、KR(クローガー)が挙げられます。
コカコーラはバフェットの有名な保有銘柄として既に説明不要かもしれませんが、コカコーラがほぼ確実に儲かる理由は以前の記事にまとめていますので、是非ご覧下さい。
この銘柄をバフェットは一生手放さないと言っていますし、コカコーラ社が存在する限りこのセクターから抜けることは考えられません。
情報技術セクター
最後のセクターは情報技術セクター、というかApple社です(笑)
バフェットが初めてアップル社を購入したのは2016年と割と最近ですが、株価が大きく上がった後も大きくは売却せず、長期で保有し続けています。
関連記事:2022年4Qバークシャー・ハサウェイのポートフォリオと売買銘柄バフェットはオールドエコノミーを好む傾向があり、ハイテク銘柄でこれほど保有割合が高いのは唯一アップルのみです。
苦手なセクターであっても世界のトレンドに逆らわないということなんだと私は理解しています。
もし途中でアップルの株を売却して他の銀行株やコカコーラなどの銘柄に投資をしていたら、きっと今のバークシャーのバフォーマンスはなかったですし、大きく見劣りするものになっていたはず。
世界のトレンドに逆らわないということは、投資家にとって非常に大切な要素だと思われます。
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