投資信託協会は各運用会社が税法上の要件を踏まえ新NISA成長投資枠の対象として判断した商品と取りまとめ、その第1弾を公開しました。
中身を見ると投資信託が914本あり、そのうちつみたてNISAの対象となっていない商品が779本存在します。
900近くある銘柄のほとんどがパッシブ運用となるインデックスファンドであり、非対象銘柄においても傾向は変わりません。
であるならば、私の結論としては「手数料の低い米国もしくは世界株インデックスファンド」を購入すれば良いだけなので、成長枠においても投資先を変更する必要はないと考えます。
アクティブファンドはインデックスに勝てなそう
同リストの中にはアクティブファンドやテーマ型の投資信託も豊富にラインナップされていましたが、AIや自動運転、メタバースなどの最近のテーマは直近のパフォーマンスこそ優秀ですが、それが10年、20年と続く可能性は高くはありません。
であるならば、ハイテク銘柄を代表する指数であるNASDAQ100やFANG+の方がまだ分散されたポートフォリオとなりそうです(とはいえ、分散されたポートフォリオとしては不十分ですし、コア資産としては心許ないはず。せめてサテライト資産として保有でしょうか)。
テーマ型の投資信託やアクディブファンドなどは長期のパフォーマンスにおいてインデックスファンドを上回らない可能性が高いことは「敗者のゲーム」や「ウォール街のランダムウォーカー」などでも明らかですが、昨年金融庁が発表した資産運用業高度化プログレスレポートでも同じ結果が出ています。
出典:金融庁上記の資料によれば国内株アクティブファンド444本のうち、インデックスファンドを有意に上回った銘柄は35本しかなく、9割以上の日本株アクティブファンドがインデックスを下回ったそうです。
加えて米国株のアクティブファンドにおいてはインデックスファンドを上回る実績を出した商品は1本もなかったと報告しています。
出典:金融庁であるならば、最初からインデックスファンドを買っておけば良いとなりそうです。
アクティブファンドより個別株
新NISAの成長枠には個別株も対象となる予想ですが、ある程度投資知識があって個別株のリスクも取れる方なら日本の高配当株も十分視野にはいりそうです。
当ブログでも高配当銘柄はいくつか紹介していますが、アクティブファンドを購入するよりも安定性のある銘柄への集中投資の方がリスクは低いように思えますし、配当金を再投資するにおいても日本株なら税金をゼロにすることができるため効率よく長期投資を継続することができます。
その理由は以下の記事でもまとめています。
新NISAの成長枠はインデックスファンドもしくは日本の高配当銘柄に投資する予定という方、以下ブログ村のバナーをポチッと押して頂けると嬉しいです。
にほんブログ村
1日1回押して頂くとブログ村のランキングが上昇するので、モチベーションにつながります。
お手数ですが何卒よろしくお願い申し上げます。