投資の神様とも言われるウォーレン・バフェットですが、彼が率いるバークシャーの運用資産額は今年3月時点で約3,251億ドル。
日本円にすると、45兆円を超える金額となっています。
バフェット氏の名言の中には長期投資に関するものが多く、中でも私が好きな名言は以下の動画にあります。
特に好きな部分を抜粋すると、以下の通りです。
何らかの流動性を手にすると、他の投資に比べて慎重な判断をしないのです。
あまりにも簡単に資産を動かせるせいで、ほとんどの人はそうしてしまうのです。
頻繁に資産を動かせることは賢明な投資ではありません。
就職先企業決める時や生涯の住処(一軒家やマンション)を決める時のように、投資先とも一生付き合える銘柄を選択することが資産を増やすためには効率的だという考え方です。
BYD 保有期間14年間
BYDとは、中国の電気自動車メーカーです。
中国市場ではテスラよりも売上高が高く、テスラ同様にコロナショック以降大きく株価を上げました。
最近のバークシャーの動きを見ると、多くの株式を何度か手放しており、先月は5,890万ドル相当を売却したことによりBYDにおけるバークシャーの保有比率は9.87%へ低下しています。
10位で14年の保有してるのが、偉業。
そもそも14年間投資を続けるのも難しいのに、やはりレベルが違いますね。
MDLZ 保有期間15年
MDLZ(モンデリーズ・インターナショナル)とは、米国の食品・飲料会社です。
ネスレやペプシコに続いで世界第3位のシェアを誇ります。
バークシャーでは2013年2Q以降の売買はありませんが、2011年2Qから2013年2Qまでの間にほとんどの株式を売却し、今年3月時点での保有額は4,000万ドル程度となっています。
UPS 保有期間16年
UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)とは、米国の貨物運送会社
簡単に言えば、日本でいう「ヤマト運輸」みたいな会社です。
コロナ後の株価は好調でしたが、景気に敏感に反応するため、最近では停滞気味です。
2012年に9割近くを売却し、今年3月時点での保有額は1,152万ドル(約16億円)
USB 保有期間16年
USB(バンコープ)とは、米国最大の地方銀行。
バークシャーは昨年ほとんどの株式を売却しており、銀行が厳しい相場である現状では全て売却してしまう可能性もあります。
JNJ 保有期間16年
JNJ(ジョンソン&ジョンソン)とは、1886年に設立されたアメリカの製薬会社です。
医薬品、医療機器、衛生用品、化粧品などの製造、医療関連サービスも提供しています。
日本だとボディクリームとかも有名ですね。
バークシャーはリーマンショック時点で最大6,175万株まで保有しましたが、2012年で9割近くを売却し、現状保有するのは32万株程度(評価額5,000万ドル、約71億円)となっています。
高配当株としても有名であり、配当利回りは3%弱(2%後半台)を維持しているので、長期的に持ちやすい銘柄の1つです。
PG 保有期間17年
P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)とは、洗剤や化粧品などの一般消費財を製造販売する大手企業。
バークシャーは2016年にはほとんどを売却していますが、今年3月時点で4,689万ドル(約65億円)を保有しています。
バークシャーのポートフォリオ全体から見ると保有割合は0.01%程度です。
GL 保有期間21年
GL(Globe Life)とは、生命保険、年金、補足医療保険商品などを提供する金融業です。
取得後おそらく一度も売買されていない珍しい銘柄です。
株価推移を見ても、過去40年間で80倍以上となっています。
出典:Google Financeこのような銘柄に目を付けるとは、さすがバフェットですね。
MCO 保有期間22年
MCO(Moody's Corp)とは、米国債券の格付け会社。
企業や債券の信用力を調査し、債券発行企業から手数料を受け取ることで収益を稼ぎます。
バークシャーのポートフォリオ全体の2.3%を占めており、保有額は1兆円を超えて、第8位の銘柄です。
この銘柄もほとんど売買されていないため、バフェットの長期投資を体現する銘柄といえます。
AXP 保有期間29年
AXP(アメリカン・エキスプレス)とは、トラベラーズチェックとクレジットカードの発行元である米国の企業
バークシャーの保有額は約3.5兆円、ポートフォリオでは第3位の銘柄です。
バークシャーの平均取得単価は$71とされているため、現在の株価$175付近では投資額の1.4倍の含み益を得ている計算となります。
KO 保有期間34年
最も長く保有するのは、バフェットの代名詞でもあるKO(コカコーラ)です。
保有額はポートフォリオの第4位となる約3.4兆円
コカコーラに関しては、過去にいくつも記事にしていますので、時間がある方は是非以下の記事をご覧ください。
最後にバフェットが長期保有した上位銘柄5社の株価推移を確認します。
40年間の株価成長率はどれも驚異的で、長期投資が儲かる理由を証明してくれているようです。
無駄な売買を繰り返すよりも企業の成長力を信じて保有し続ける方が儲かるということですね。
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