直近5年間の株価指数を見ると、最も株価成長率が高かったのは日経平均でした。
出典:BloombergTOPXとマザースの推移を見ても大型株の比率が高い指数ほど上昇率が高い相場となり、ちょっと拍子抜けです。
日本株と言えば、カバー(5253)やAbalance(3856)、住信SBIネット銀行(7163)など中小型株が注目されている印象もあり、Twitterではそのような銘柄情報が沢山あるため、小型株を保有し続けるより大型株の方が儲かったとなると「投資リスクとは何なのか?」今一度考えてしまうと思います。
米国株も同じ相場
米国株式相場で時価総額別の指数を比較すると、日本株と同じような傾向が見られます。

大型株で構成されるVOOの基準価格成長率が+53%なのに対してVTI(全米株式)が+47%、米国小型株で構成されるVBは+20%となり、米国株においても大型株ほど成長率が高い相場です。
小型株の成長率が低い理由の1つには、2022年以降の金利上昇にて資金繰りや事業自体が不安定だったりすることが考えられます。
長期間の株価推移を見ると小型株の方が高くなっていますが、それも相場の影響があり、株式市場が成長しやすい時には小型株も大きく成長します。

それにしても大型株の成長率もエグいですけどね(笑)
長期チャートで比較
過去記事にてもっと長い期間で米国大型株と小型株の成長率を比較したことがあります。

長期期間で見ると小型株であるRussell2000の成長率が上回っている期間が長いですが、同記事内で年間ごとのリターンを比較してみると株価暴落時においては別の見解も見られました。
正直、どっちが優れていて、どちらが劣っていると明確に決定づけれられる要因はないのですが、特徴や傾向を分析すると勉強になることがあります。
まとめ
2022年から続く逆金融相場にて景気後退が懸念される現在。
大型株の方が事業が安定しており、キャッシュも潤沢にあるため、引き続き大型株への投資は継続しそうな予感です。
それに成長率も申し分ないとなれば、あえて小型株へ逆ばりしようとする投資家は多くはないのかなと思われます。
いずれにせよ投資判断は自分のルールを守って、慎重に行うべきです。
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