Twitterや経済ニュースを見ていると、投資で資産を溶かしてしまう人は珍しくありません。
以下の調査によれば、FX投資家の約7割が1年以内に退場しています。
出典:PRTIMESFXでは証拠金取引(レバレッジ)といって自分が持っている以上の資産を取引所から借りることでお金を運用できるため、一般的な株式投資に比べると速いスピードで投資の評価が動いてしまいます。
そのため損切りできない投資家やリスク許容度を守れない投資家が相次いで資産を溶かし、退場するのが当たり前です。
どんな投資にも必ずリスクがありますから、投資をするならリスク許容度を正しく認識して余裕資金だけを運用することをお勧めしますし、それができない人は投資をするべきではないと思います。
41億円を全損
投資失敗系のニュースで最近話題となったのが、クレディ・スイスのATI債です。
UBSが同社を買収する際にAT1債権保有者を救済しないことを明らかにしたことで債権投資家の資産が紙屑と化してしまい、日本国内でも1,000億円余販売されていたということで衝撃が走りました。
コーエーテクモの敏腕経営者としても知られる襟川恵子氏も41億円保有していた分を損失計上したというニュースがブルームバーグから発表され、投資家なら誰もが驚いたはずです。
天才投資家と言われる人でもリスクの高い金融商品に手を出してしまえば、リスクは避けられませんし、現実として損失を被ってしまう場合もあるため、私たち一般投資家はさらに気を引き締めなければいけないと思います。
年収400万円未満が危険
多くの投資家が「リスク許容度を守れ」「余剰金以外投資をするな」「投資はギャンブルではない」と主張していると思いますが、それでも投資をギャンブルのように扱って、自己資産の大半を大きく減らしてしまう人はいなくなりませんし、なんなら増えているような気さえします。
以下の記事によると年収300万円から400万円の真面目なエンジニアほど海外FXで破産しやすいと言います。
詳しくは上記記事をお読み頂ければと思いますが、ハイリスクな投資をしてしまう理由をまとめると以下の通りです。
- 低収入かつ重労働
- 毎日終電帰り
- 深夜残業が当たり前
- 奨学金返済で余裕がない
- 低収入は婚活にも不利
上記のような不安な状態に陥ると、将来の老後資産よりも現実に今すぐ使えるお金を求めてしまうということです。
日本の実質賃金推移は30年間上がっていませんし、貧しい人はこれからも増えていきますので、そういう状態が続くほど投資で一攫千金を得たいと思う人が増えやすいことも頷けます。
ですがリスクの高い投資商品で成功する人は一握りであり、ギャンブルと変わらないため、多くの人が人生を棒に振ってしまうから危険です。
普段の生活や労働環境も出来る限り改善しつつ、投機的な金融商品には極力触れないよう知識をつけていく必要があると思います。
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