様々な事業へのリース契約や投資を行う三菱HCキャピタルですが、2023年3月期決算においても増配を発表、達成すれば25期連続増配となります。
出典:三菱HCキャピタル2023年3月期の年間配当は直近(2023年2月19日公表)予想で31円でしたが今回33円へと上方修正し、2024年3月期においては前年より4円高い37円予想を発表しています。
増配発表の理由は以下の通りです。
当社は、株主還元は配当によって継続的かつ安定的に行うことを基本としております。
2023年3月期については、2021年11月に完全子会社化した米国の海上コンテナリース会社CAIInternational,Inc.の利益貢献、貸倒関連費用の減少、海外地域セグメントにおける米州事業の伸長等により、通期業績予想を超過達成いたしました。これにより、期末の配当予想においても、当初予想の1株当たり16円00銭から2円00銭増配した18円00銭に修正いたします。
その結果、年間の配当予想は、当初予想の1株当たり31円00銭から2円00銭増配の33円00銭となります。
25年連続で増配し続けるって本当にすごいことです。
2025年までの中期計画においては、配当性向を40%以上に保つことを公約としているので、業績が安定して成長し続ければ、さらなる連続増配記録の更新も現実的となります。
2023年3月期決算

2023年度の売上高は前年比+7.4%となる1.8兆円、最終益は16.9%増となる1,162億円で着地。
営業CFにおいては、賃貸資産およびその他の営業資産の取得による支出4,961億円、貸付債権の増加による支出1,538億円、仕入債務の減少による支出226億円等に振り向けた結果、303億円の資金支出(前期は1,958億円の収入)となっています。
セグメント別の業績
セグメント別の業績では、ロジスティクス(物流)事業において前期8億円の利益が今期153億円の利益となる大幅増益を達成しています。

物流事業が増益となった要因は2021年11月に完全子会社化した米国の海上コンテナリース会社CAIの利益貢献等によるものです。
海外地域事業においては、前期計上した政策保有株式売却益の剥落等により減益となりました。
2024年の業績予想
2024年3月期の純利益は前期比+3.2%となる1,200億円を目指します。
旅客需要の回復により航空事業の伸長が見込めますが、組織改革によるコスト増などにより成長率は控えめとなっています。
新しい事業領域や既存事業の再編により長期的な成長を目指すためには、足踏みも必要です。
その代わりとして2026年3月期で純利益1,600億円を達成できれば、株主還元も増えるはず。
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