一風堂を展開する株式会社力の源HDが2023年3月期決算を発表し、営業利益は前年比+117%とコロナ後からのV時回復が余って、さらに急成長しています。
連結四半期別の売上高では、4Qでコロナ前となる2020年3月期の実績を超えています。
そして営業利益に関しては通期全てのクオーターで過去最高の営業利益を記録。
海外事業が絶好調
営業利益が過去最高となった主な要因は海外事業での価格改定やコスト削減によるものです。
海外店舗の売上および利益を比較すると、業績が急拡大している様子がわかります。
価格改定や国内同様にモバイルオーダーの導入により収益性が改善したと言います。2022年12月期までの売上高を見ると客単価の改善が顕著です。
以下のツイートによれば、イギリスでの価格は最もシンプルな白丸で14ポンド（約2,365円）、全トッピングの赤丸なら20.5ポンド（約3,465円）となっています。
British prices have been increasing lately, with Ippudo's curry lunches (a popular Japanese restaurant in London) experiencing a 20-30% price increase in the past year. pic.twitter.com/2FKJ4Jo684
— CarolineL (@CarolineL34688) May 7, 2023
トリップアドバイザーによると、ニューヨークでは白丸が14ドル（約1,887円）、赤丸チャーシューなら一杯17ドル（約2,291円）、さらに税金とチップを考えれば一杯で3,000円弱となり、日本では考えられない金額設定です。
逆に一杯3,000円と高額設定にも関わらず、客足が途絶えない一風堂のラーメンは海外の人にとって受け売れられた大好きな味と証明されたはず。
一風堂はグローバル企業
一風堂は世界15ヵ国と地域に展開するラーメングローバル企業です。
海外では134店舗（直営：64店舗、FC：70店舗）も展開しており、特にアジア圏での出店が顕著となっています。
私たち日本人にとっては当たり前に食べられるラーメンですが、世界中の人にとって一風堂の「とんこつラーメン」は世界に通用する食のイノベーションです。
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