Appleが2023年2Q決算を発表しました。
アナリストのコンセンサス予想に対する判定の結果は以下の通りです。
製品別の売上高を見ると、Macは前年同期比で+31%、iPadは+13%で成長したにも関わらず、予想には届きませんでした。
そしてApple社の売上の大半を占めるiPhoneの売上が予想を超えて成長し、前年同期比+2%を達成しています。
半導体不足や景気後退の影響を受けてiPhoneの売上は厳しいものになるとの予想でしたが、それを跳ね除けて成長できたことは有意義です。
エコシステム
iPhoneを持っている人はMacも使うし、Apple WatchもAirPodsも揃えるというエコシステムを確立しています。
フィナンシャルタイムズによると、Apple社はiPhoneを100台販売する毎にiPadを26台、Apple Watchを17台、AirPodsを35台販売しているそうです。
出典:Financial TImesiPhoneの売上が成長するほど他の製品も売れていく仕組みのため、今回iPhoneの売上が予想以上に成長したことには意味が出てきます。
自社株買い発表
今回は900億ドル(約12兆円)の自社株買いも承認されました。
日本円にして約12兆円と規模が大きすぎますが時価総額も世界一規模となるため、自社株買いの割合は3%程度となります。