著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイは2024年10月10日、今年2回目の円建て債を起債します。
2019年以降、日本株購入資金とするために円建て社債を合計1.5兆円も発行しているバークシャーが次はどの銘柄へ投資をするのか、世界中の投資家が注目しており、世界最大のイナゴ効果がまた生まれそうです。
円建て社債を発行する目論見
円建て社債が発行される理由は、以下の2つによる円の調達コストが低いからです。
- 円安相場の継続
- 日米の金利差
バークシャーが初めて円建て社債を発行したのは、2019年9月のこと。
その時からドル円相場はバフェットやバークシャーの見立て通り、110円付近から140円台付近まで進んでおり、円の価値は大きく目減りしています。
出所:外為どっとコムバークシャーは米国の短期債や株式、事業などでドルを稼いているわけですが、円建て社債はを円で行われるため円安になるほど返済額が減っていくという仕組みです。
2024年も円建て社債を発行するということは、今後も長期的な円安相場が続くという目論見があるはず。
円の金利が安い
2022年以降、米国の金利は急激に上昇しているのに対して、日本は超低金利時代を今も継続する状況です。
出所:三井住友信託銀行償還期間によって金利は変わりますが、10年債で3.5%、2年債で4.5%もの金利差があり、ドル建て社債を発行するよりも円建て社債を発行する方がいかに金利面でも有利なのかが理解できるはずです。
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