俺たちは間違ってなかった

投資信託を毎月一定額積立購入する人が増えています。

日経新聞の記事によると、インターネット証券大手5社の合計が月約2,000億円となり、この1年半で2倍になっています。


数年前までは(もしかすると今も?)投資に対する一般的なイメージはあまり良くはありませんし、投資は一部の人もしくは富裕層に限られた特権のような感覚を持つ人が多い印象でした。

ですが、今日に至っては毎月一定額を積み立てながら、将来の資産運用として堅実に投資を継続する人が増え続けています。

当ブログやTwitterでも「長期の積立は大切」と発信してきたので、その類の意見に賛同してくれる投資家が次々に誕生している今をとても嬉しく思います。


NISA口座の推移

金融庁が発表した2022年12月末時点での速報値によると、つみたてNISAの口座開設数は725万口座を突破し、ジュニアNISAに至っても97万口座を超えています。

NISA口座の推移
出所:金融庁HPより筆者が作成
一般NISA口座が急激に減少したのは非課税保有期間が終了した口座を廃止したためです。


つみたてNISAの口座開設数は2020年のコロナショック以降、年間200万件ペースで急激に上昇しています。それだけコロナショックで経済的ダメージを感じた人は多かったでしょうし、未来への資産対策は待ったなしの状況とも言えます。


また、1口座あたりの買付金額(年間の買付金額を単純に口座数で割った金額)をみてみると、2020年以降でジュニアNISAの買付金額が急上昇しています。

NISAの買付金額
出所:金融庁HPより筆者が作成(2022年は速報値のデータを引用しています)

ジュニアNISAの年間投資枠は80万円ですが、平均買付額が60万円を超えており、ほぼほぼ満額を利用する投資家が多いようです。

つみたてNISAについても年間投資枠40万円に対して年間27万円(月換算すると2.2万円)となっているため、かなりの額を毎月投資に回せる人が増えていると言えます。

口座開設数に関しては非アクティブな口座も件数に入ってそうなことを考えれば、実際の買付金額はジュニアNISAもつみたてNISAももう少し高い金額が出そうな気がします。


家計資産の拡大を目指す

毎月数万円ずつの積立投資が日本でも当たり前になれば、過去の米国のように今後20年、もしくは30年の間で日本の家計資産は今以上に増える速度が速くなるかもしれません。


以前記事にもしましたが、日本人は米国に比べると、貯金比率がとても高く、株式や投資信託などのリスク資産を嫌煙する傾向があります。

そのため、長期の資産推移で見ると、米国ほど家計資産が増えていませんでした。

今後日本でも積立投資をする人が増えれば、その傾向もなくなるはずです。

投資が当たり前になる世界まではもうすぐだと思います。


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