米国の商品別物価指数の推移

2000年から2022年まで商品やサービス別に物価指数を見ると、明確に値下がりしている商品とそうでない業界が一目でわかります。

商品別の物価上昇率
出典:visualcapitalist

値上がりが激しいのは、医療費や大学の学費・教科書代、飲食代などです。対して値下がりが激しいのは、テレビやおもちゃ、ソフトウェア、電話サービスが挙げられます。


高価格化する業界

上記グラフを見ていつも思うことは、労働に対する価値は常に上昇しているという点です。

医療サービスも教育も人の手を使わず機械化することは難しいとされるサービスです。そういうサービスの価値は労働賃金と一緒にサービス価格も上昇していく説が有効です。おそらく、今後も人が関わるサービスの価格は上昇していくことは間違ありません。


低価格はするジャンル

対して、人の手を必要としなくなる製品はテクノロジーが進化し、効率化していくことによって販売価格を下げつつも、利益を出し続けることができます。

以前、テスラの決算資料にもありましたが、テスラは製品価格を下げると同時に利益率を上げている企業です。

Tesla2022Q4
出典:Tesla - Investor Relations
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現在はChatGPTなどのAI技術が話題となっていますが、そういうテクノロジーが進むことにより、人間の手を離れて利益を上げ続けられるサービスは長期的に見た時には低価格化が進むはずです。