貯金できない悩みを解決する方法
貯金が思うように出来ない人は意外に多く、お金の悩み関連のアンケート結果をを見ると、上位には必ず「貯金ができない」があります。
今回は貯金のコツを紹介します。
プロセスを意識する
まず「貯金が出来た」もしくは「貯金が出来ていない」というのは、単なる結果であり、その結果に影響するのは行動であり、行動に影響するのは、思考であるという関係があることを知りましょう。
貯金が出来ない人は「結果」や「行動」にばかり注目し、”今月こそ貯金をする”と意気込みますが、月末になると成果は全然表れません。
結果や行動だけを変えようとしても変わらないのです。
では、何を変えるべきかのか。
それは「なぜ貯金をするのか」という理由、つまりは貯金の目的(目標)を作ることです。
人間誰しも節約や収入UPを継続することは難しく、食費を削ったり、浪費を我慢するなどの節約を繰り返していると、必ず途中で「何のために貯金をするのか」がわからなくなり、挫折してしまいます。
途中で諦めないためにも、まずは貯金をするための目標を立て、その次に必要な毎日の行動を計画し、それを実行できているかを途中で確認しながら、最後は結果を待つというプロセスが必要となります。

結果を出すためには、必要なプロセスがあり、途中を飛ばして楽しようとするほど、挫折してしまうので気をつけましょう。
目標を立てる
貯金をするための目標を立てるということが、意外に難しい人もいるはず。

上記のような考えを持っている人は、貯金をするための目的が見出しづらいかもしれません。
そんな時は「なぜ貯金をしたいと思ったのか」を深く深く考えることが重要です。
ここでは貯金をするための目的の例をいくつか挙げますので、近いものがあれば参考にしてみてください。
<目標・目的の例>
- やりたい趣味がある
- 恋人やパートナーを作りたい
- 大切な人へプレゼントしたい
- 子供に好きな習い事をさせたい
- お世話になった人へ恩返しがしたい
- スキルを取得して副業を始めたい
- 職場の人間関係が嫌で転職したい
- もっと素敵な部屋に引っ越したい
- 美容やダイエットにお金をかけたい
- 行ったことのない国や街へ旅行がしたい
- 老後や入院など働けなくなった時の不安を解消したい
目標は他の人と比べる必要はありません、自分の人生において大切だと思うことが見つかれば、それが本当の目的となるので、それが見つかるまでちゃんと深く考える作業がとても大切です。
むしろ、目的が見つからないと、行動も結果も変わらないので、ここは毎日考え続けましょう。
優先順位を決める
目的が決まったら、次は計画を立てることです。
計画を立てる際、気をつけてほしいことは「優先順位」です。
目標が決まっていれば優先順位はつけやすくなります。
まずは優先順位をつけるために、毎月の支払いを紙のノートやPCに書き出すことで、お金を何に使っているかを把握するのがおすすめです。
その支払いリストを見ながら、「目標を達成するために必要な事」「目標には関係ないが非常に重要な事」「目標に関係なく、将来にも必要ない事」の3種類程度に分類していくと、不要な支払いが見えてくるはず。

不要な支払いがなくなれば、その分だけ貯金は増えていきます。
分類に迷う場合は、一旦不要なものへ入れておいて、必要だと思ったタイミングで調整するのがおすすめです。あれもこれも必要だと考えてしまうと、優先順位は見えづらくなってしまいます。
欲張らない
優先順位をつける際、気をつけてほしいこともあります。
それは、「足るを知る」ことです。
これは古代中国の思想家である老子の言葉ですが、何事も満足する意識を持つ事で、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていけるという意味があります。

例えば、「子供に習い事をさせたい」という目的があるにも関わらず、欲しがるおもちゃやお菓子も買え与えたいなどと考えてしまえば、支出に際限はありません。
何かを優先するということは、同じぐらい何かを諦めるということ。
1つの夢を叶えるためには、2つ、3つの何かを後回しにする覚悟が必要です。すべてに貪欲になって仕舞えば、結局のところ何も叶わない、二兎を追う者は一兎をも得ずという状態に陥ってしまいます。
以上、4つのことを気をつけて実行し続ければ、貯金は簡単に出来ます。