87歳のデイトレード手法

18歳から投資を開始(投資歴69年)、資産16億円まで増やしたデイトレーダーである藤本茂氏のインタビュー動画が公開されました。



細かい内容は上記動画を見て頂ければと思いますが、参考となる投資手法をまとめると以下の通りです。

  • 日本株を80銘柄保有
  • 増収、増益、増配、自社株買い、優待銘柄など100社以上をウォッチ
  • 毎朝2時に起きて日本株ADRを分析
  • テクニカルはMACDとRSIを活用
  • 日々100回を超える売買を繰り替えす



デイトレーダーもファンダは重要

16億円もの資産の一部を動かすとなると投資対象は流動性の激しい銘柄に限定されますが、常時100銘柄の値動きを追いかける87歳はお見事ですし、誰にも真似できることではありません。

参考になった点の1つは、デイトレーダーと名乗るものの決算分析には余念がない様子で、増配や自社株買いなどの情報をチェックしているという点が日足がついたトレーディングをされていると感心しました。

私はファンダ重視ですが、それでも投資前には必ずチャートを確認しますし、テクニカル分析も行います。

よくSNSではファンダVSテクニカルの対立構造が生まれることがありますが、実際にはどちらの分析手法も駆使している投資家が多いと思われます。

デイトレーダーの中にはファンダメンタルを全く見ず、チャートの値動きだけでトレードを繰り返す人もいるかと思いますが、それだけで勝つのは至難の業ではないでしょうか。


毎朝2時起き

2つ目は海外投資家の動向をチェックしているという点です。

日本取引所グループが発表する投資部門別売買状況を見ても、日本株の6割は海外投資家が売買しています。

JPX
出典:JPX

重要プレイヤーは間違えなく米国の投資家であり、彼らの資産がどのように動くかが相場のトレンドを読む鍵であり、そのトレンドを毎朝?夜?2時に起きてチェックしているとは、感服するしかありません。


勝つべくして勝つ

資産16億円まで実績を積み上げるわけですから、たまたま勝ったということはありえまえん。インタビューで全ての投資手法が明らかになったわけではありませんが、まだまだ勝つための手法は沢山持っていると思いますし、何より日々100回の取引を繰り返す中で、他の投資家よりも失敗経験もきっと豊富なはず。

私も投資は好きですが、87歳まで続けられるか。

というか、そもそも生きられるか。

日々の健康を大切にしながら、投資ともできる限り長く向き合っていきたいです。