インドの投資リスク
Appleが生産工場を中国からインドへ移転する中、インド企業が製造したiPhone用部品のうち、品質管理に合格しないものが50%にも上っていると報じられています。
直近のAppleの決算ではiPhoneの売上は目標に届いておらず、およそ2年ぶりに前年同期比でもマイナス成長を記録していますので、今後の見通しが悪ければ、さらなる悪化も懸念されます。

Appleが苦戦
経済アナリストなどの見立てによれば、2023年の中国とインドの経済成長は明るく予想されており、特にインドでは人口ボーナスによる長期的な成長が期待されています。
以前も記事にした内容ですが、人口成長は予想しやすい経済指標として利用されるため、それをキッカケとしてインドへの投資に興味を持つ投資家も少なくはないなずです。
ですが、今回のアップルの件のように思うように経済活動が進まない場合もあり、インドへの投資はリスクがないわけではありません。
財閥の不正会計
最近では不正会計が指摘されたインドの財閥であるアダニ・グループは16兆円分の時価総額が吹き飛ぶなど、インドの経済成長は順調とは言えません。
投資を検討する際には、あらゆるリスクを考慮した上で判断していく必要があります。