米国株へ投資するタイミング

投資をするなら誰もが「安い時に買って、高い時に売りたい」と思うはず。

では、その安い時はいつなのかということですが、一般的には以下の通り。

  • 誰も投資なんかしたいと思っていない時
  • 不景気で企業の売上が減少している時
  • 消費マインドが落ち込んでいる時

上記のような状態では株価が下がりやすく、強力な経営基盤を有している企業でも正しい評価がされづらくなります。

具体的な事例で言えば、世界大恐慌やリーマンショックが起きた時期がまさに投資のタイミングでした。

S&P500
出典:Macrotrends

ただ難解なのは、絶好の投資タイミングというのは、後になってみないとわかりません。

さらに言えば、そういう最中というのは「まだ株価は暴落するはず」「二番底はいつくるのか?」という議論が蔓延するため、大きな金額を投資することを躊躇してしまう要因が無数に落ちているのです。


今が買い時?

米国の大企業500社(S&P500)の84%が発表した2022年12月末までの決算をまとめると、企業の純利益は前年同期比で29%減少し、3回連続でマイナス成長を続けています。

S&P500EPS
出典:@charliebilello

2020年のコロナショックほどではないものの、企業の成長が減退する時期は買い場が近い可能性があります。


辛い時に頑張れる企業は強い

話はそれますが、業績や相場が落ち込んでいる時にこそ良い決算を出す企業が最も信用できるという話をしたいと思います。

大手の低PBR銘柄は累進配当や増配を発表するなどで注目されますが、市場が低迷している状況であっても株主還元に積極的な企業ほど、長期的な視野で見たときに大きな利益が得られる可能性は高いんだと思われます。



2022年4Qの米国テック株であれば、テスラのように高い成長率を見せられる企業は投資家から信用されます。




人も同じ

何事もそうかもしれませんが、辛い時に頑張らない人、諦めてしまう人よりもそういう時に頑張れる人、継続する人というのは信用力が高いものです。

トレンドに載っている時だけ調子が良い人も「一発屋」で終わってしまうと思います。

辛い時こそ、自分が今何をすべきか迷わない人は投資の世界でも強いはずです。