人生プランに有名大学は必須?
本日、以下のツイートへのコメントが多かったので、私なりの考えをまとめていこうと思います。
「パパが娘に見せた人生のしくみメモ」には納得感がある。ただ有名大学を卒業してなくても体育会系でバリバリ稼ぐ会社員や兼業投資家、SNSで活躍するインフルエンサーもいるので、どんな人生でもリスクはあるし、努力が必ず報われるわけではないから考え方も複数に分散しておかないとね。 pic.twitter.com/4p264NU9Fl
— Gaz(ガズ)@週末はブログを読もう (@gazooblog) January 21, 2023
上記では10歳から18歳の8年間を大学受験の勉強に専念するだけで、その後67年間の人生が大きく変わるという主張ですが、この主張の裏付けとなるデータとしては、学歴別の年収が最も適切だと思われます。
出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」高学歴であるほど男女共に年収は生涯において高くなる傾向にあり、女性においては65歳〜69歳時点で大学院卒であると平均年収は600万円を超えています。
平成26年(2014年)以降の初任給の推移を見ても学歴に比例して給料が高い傾向にあります。

このような構造の背景としては、日本企業の新卒一括採用にあります。
高年収を出す企業が採用する人材が高学歴に集中するからです。
学歴と年収が比例することは事実です。
成功するための要因
日本人女性の場合は「年収400万円」を超えれば十分高収入と言えますが、仮にそれが実現できたとしても人生プランとして成功しているかは疑問です。
大前提これまでは高学歴ほど稼ぐ能力も高いわけですし、お金があることに越したことがありません。
ただし、例外的ではあるものの、学歴が乏しくても大成功する事例はあります。
2021年12月に保有株の時価総額上位100名として紹介された億万長者の中には大学を卒業してない経営者は8名存在しました。
氏名 | 学歴 | 肩書き | 資産 |
滝崎武光 | 高卒 | キーエンス会長 | 8,958億円 |
渡久地択 | 高卒 | AI inside社長 | 1,795億円 |
前澤友作 | 高卒 | ZOZO創業者 | 1,657億円 |
和佐見勝 | 中卒 | 丸和運輸機関社長 | 1,593億円 |
篠原欣子 | 高卒 | パーソルHD会長 | 619億円 |
栗田貴也 | 高卒 | トリドールHD社長 | 494億円 |
大賀昭司 | 高卒 | 大黒天物産社長 | 494億円 |
若山陽一 | 高卒 | UTグループ社長 | 356億円 |
もっと昔を遡るのであれば、本田宗一郎や松下幸之助は中学校にも通っていませんし、最近活躍している人気YouTuberを見ても有名大学を卒業してる人の割合は少ない気がします。
大きく成功するために「有名大学へ進学する」「テストで高得点が取れる」ことが必ずしも必要であるかどうかは、その人の適性によって変わるはずです。
学校の勉強が嫌いで運動が得意なのであれば、その得意を伸ばす方が年収が高くなるのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、学歴を否定しているわけではなく、人生を成功させる要素は学歴だけではないと思っています
成功の要因が偏差値やスキルで決まらないというデータはいくつかあります。
偏差値の高い大学を卒業できれば億万長者の可能性が高くなるのではく、運や家族・友人とのつながり、コミュニケーション能力、性格、容姿(単純なカッコ良さではなく、親しみやすさ)など、まだ数字では測れなていないものとの相関があるような気がしています。